2024/01/07

ニホンアナグマの諸活動:5月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月中旬〜下旬

二次林でニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の巣穴LRを新旧2台のトレイルカメラで監視しています。 
 何か特筆すべき行動は個別の記事として取り上げるのですが、残り物というか、とりとめもない諸活動をまとめました。 
営巣地(セット)をうろついたり、毛繕いをしたり、など。 
私の観察歴が浅いために見落としている行動が多々ありそうですし、念の為に記録を全て残しておきます。 
♀とヘルパー♂が登場しますが、見分けられないときがあります。 
長いので、ところどころ5倍速の早回しに加工しています。 
後半はカメラの電池が消耗していて、細切れの映像になってしまいました。 

シーン1:5/12・(@0:00〜) 


シーン2:5/13・(@0:40〜) 


シーン3:5/14・(@2:18〜) 
赤外線の暗視映像で正面から見ると、♀の両目は左右の大きさが異なります。(右目<左目) 


シーン4:5/15・(@3:18〜) 
♀の首筋には白斑があり、後ろ姿でも目立ちます。 

ヘルパー♂が奥の巣穴Rから右へアクセストレンチを伸ばしているようですが、手前に生えた灌木が邪魔でよく見えません。 


シーン5:5/16・(@9:51〜) 
別アングルに設置した新機種のトレイルカメラがこの時期はなぜか不調だったのですが、久々に起動しました。(気温14℃@11:34〜) 
♀とヘルパー♂の2頭が同時に写っています。 
左に居た♀が先に入巣Rし、ヘルパー♂が広場に独り居残りました。 


シーン6:5/17・(@12:51〜) 


シーン7:5/18・(@13:27〜) 


シーン8:5/19・(@14:11〜) 
林縁で♀とヘルパー♂の2頭が座って相互毛繕い。(@14:21〜) 


シーン9:5/20・(@15:19〜) 
奥の巣口Rで2頭が相互毛繕い。(@16:12〜) 
林縁で2頭が相互毛繕い。(@18:50〜) 


シーン10:5/21・(@19:48〜) 


シーン11:5/23・(@20:13〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


ハルザキヤマガラシの花蜜を吸うモンシロチョウ春型♂

 

2023年4月下旬・午後15:30頃・晴れ 

堤防路に沿って咲いた帰化植物ハルザキヤマガラシの群落で春型のモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が忙しなく訪花していました。 
意外にもこの組み合わせは初見です。 

モンシロチョウは蛹で越冬しますから、春になって羽化したばかりのはずです。 
それなのに左後翅が破損した個体でした。 
翅を半開きにして吸蜜していました。 
翅表の黒い斑紋から♂と判明。 
ハルザキヤマガラシはモンシロチョウが食草とするアブラナ科ですから、♀が産卵に来るのを待ち伏せしていたのかもしれません。 

すぐに飛び去ってしまったので、飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:13〜)

2024/01/06

暗い夕方に活動を始めたニホンアナグマ【トレイルカメラ】

 

2023年5月下旬 

シーン1:5/23・午後18:02・(日の入り時刻は午後18:52)。 
旧機種の気まぐれなトレイルカメラに珍しく自然なフルカラーで録画されていました。 
日没前の夕方なのに、葉が鬱蒼と茂った林内はかなり薄暗いです。 
曇りの日なのかもしれません。

左から来たニホンアナグマMeles anakuma)が奥の巣穴Rに入りました。 
毛皮の色が自然光下で撮れた動画は貴重です。 


シーン2:5/23・午後18:28・(@0:11〜) 
相当暗くなったのに、依然として暗視モードに切り替わりません。 
出巣Rした個体が身震いしてから広場に座って体をボリボリ掻きました。 


シーン3:5/23・午後18:31・気温12℃・(@0:41〜) 
続きは別アングルのトレイルカメラ(新機種)で撮れていました。 
営巣地(セット)から獣道を辿って右に歩き去りました。 
採餌に出かけたのでしょうか。 

この個体の性別を見分けられませんでした。 




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