2022/08/23

複数で飛びながら泉の水を飲む夜行性コウモリ【暗視映像:トレイルカメラ】

前回の記事:▶ 飛びながら夜の池に着水するコウモリの目的は飲水か捕食か?【暗視映像:トレイルカメラ】

2022年6月中旬〜下旬

山中に湧き出る泉を監視するトレイルカメラ(無人センサーカメラ)に夜行性コウモリ(種名不詳)がよく写ります。 
2匹(以上)のコウモリが同時に飛来する映像をまとめてみました。 
コウモリの種類も見分けられない段階では個体識別などは到底無理なのですが、複数個体が水場に通っていることが確実に分かります。 

同種のコウモリだとしたら、エコロケーションの超音波が互いに混信しないように近距離で激しく飛び回るのはどうやっているのか、素人にはとても不思議です。 
超音波の周波数を臨機応変に微調節しているのかな? 
コウモリ学の専門書を読んで勉強しないといけません。 

暗闇を飛ぶ昆虫(ガガンボや夜蛾など)や水面の水生昆虫(アメンボ、ミズスマシなど)をコウモリが飛びながら捕食する証拠映像は今のところ撮れていません。 
コウモリが泉の水面を掠めるように飛んだ直後に波紋が広がるときがあるので、着水した瞬間に水を飲んでいるのではないかと現時点では考えています。 

シーン1:6/20 午後19:55・気温25℃ 

シーン2:6/23 午後22:18・気温19℃(@0:57〜) 

ノイバラの花粉を舐めるナミハナアブ♀

 

2022年6月中旬・午前10:40頃・晴れ 

川沿いにノイバラの白い花が咲くと、上品な芳香が辺りに漂っていました。 
様々な訪花昆虫の中にナミハナアブ♀(Eristalis tenax)が混じっていました。 
この組み合わせは初見です。 
口吻を伸縮させて雄しべの葯から黄色い花粉を舐めていました。 
冒頭で素早く飛び立ったシーンのみ、1/5倍速のスローモーション。

 

2022/08/22

里山の池で水を飲むニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】

 

2022年6月下旬・午前10:00頃・晴れ・気温22℃ 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を設置した山中の水場に明るい午前中からニホンカモシカCapricornis crispus)がやって来ました。 
池の対岸に現れたカモシカが頭を下げて水面に口を付け、静かに水を飲み始めました。 
犬や猫のように舌を使ってピチャピチャと水を掬い上げるのではなく、ほぼ閉じた口で静かに水を吸い込んでいます。 
ゴクゴク水を飲む音も聞こえませんでした。 

関連記事(7〜8か月前の撮影)▶  
山中の水場で水を飲むニホンカモシカ【トレイルカメラ】 
山中の池で水を飲むニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】
ニホンカモシカの飲水シーンをトレイルカメラで撮れたのはこれで3回目で、いずれも明るい日中でした。 
カモシカは夜行性でもありますが、暗い夜にはこの池の水を飲んでいないのが興味深いです。 
たまたま記録漏れがある(撮れていない)だけなのか、それとも夜の水場に潜んでいるかもしれない捕食者を警戒して夜は水を飲まない習性があるのかな? 

カモシカが水を飲み終えた後に林道に戻ろうと方向転換した際に、後ろ姿の股間に睾丸が見えたような気がしたので♂ですかね?
白っぽい毛が密生していて、性別判定がとても難しいです。 

水場を離れるとカモシカ♂は画面奥の林道で立ち止まり、幼木(広葉樹:樹種不明)の葉に顔を近づけました。 (@0:40)
カメラからやや遠い上に後ろ姿のため、採食したのかどうか不明です。 
縄張り内であちこちの枝葉に眼下腺を擦り付けるマーキング行動のような気もします。 


※ トレイルカメラを新調したら画質もFHD(1920 × 1080)へと向上し、明るい昼間でも総天然色で問題なく動画撮影が可能となりました。
(画面全体が不自然なピンク色に染まったり点滅したりしない。) 

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