2021/05/28

雪山の樹上のアカゲラ♂(冬の野鳥)

 

2021年2月中旬・午後12:40頃・くもり 

雪山に立つ枯れかけの落葉樹(樹種不明)でアカゲラ♂(Dendrocopos major)が木登りしていました。 
後頭部が赤いのでアカゲラの♂と分かります。 
幹や枝を嘴で軽くつついて回り、材中に獲物となる甲虫の幼虫が潜んでいるか探索しています。 
残念ながら、本格的に穿孔を始めてくれませんでした。 
木の上部は冠雪しており、枯葉が残った枝や蔓などに幹が覆われていて、啄木鳥が見にくい状況です。 
最後、アカゲラ♂は斜め上に少し飛んで隣の枝に移動しました。 
この間、鳴き声は発していませんでした。(聞き取れず)

カラマツ林の樹上に作られたニホンリスの古巣?

 

2021年2月中旬・午後・くもり 

里山のカラマツ林を通る度に、樹冠にある球状の構造物が気になっています。
多数の小枝を組み上げた巣がカラマツ林の中のあちこちにいくつも作られているのです。 
カラマツが落葉した冬になると特によく目立ちます。 
てっきり私は鳥の巣(願望としては猛禽の巣)かと思っていたのですが、ニホンリスSciurus lis)の古巣ですかね? 
しかし、このカラマツ林で私はリスの姿を見たこともなければ鳴き声も聞いたこともありません。 
よほどヒトへの警戒心が強くて隠れているのでしょうか? 
いつか山中で一夜を明かして、じっくり調べてみたいものです。 

高木の梢に作られているので、下から見上げても巣内の様子がさっぱり分かりません。 
巣の上に積もった雪が溶けて、水が滴り落ちていました。 
ドローンを飛ばして上から巣の中を空撮してみたら何か分かるかもしれません。 

リスの巣は、小枝で組んだ球状巣、皿巣、樹洞、巣箱などの人工巣などさまざまだ。(中略)球状巣は針葉樹の高い場所につくるので、下から見上げてもなかなか見つからない。皿巣は、ツグミやタカなどの古巣を利用する場合と、リス自身がつくる場合があるという。(p113より引用)


【追記】
2021年3月中旬

約1ヶ月後に同じカラマツ林を再訪すると、謎の古巣の一つが強風に飛ばされたのか、樹上から落ちかけて枝に引っかかっていました。
完全に落ちていたら、巣の大きさや巣材などをじっくり調べてみたかったです。

2021/05/27

嘴に付いた食べかすを振り落とすモズ♀(冬の野鳥)

 

2021年3月上旬・午前11:45頃・晴れ

雪がだいぶ解けた川岸で落葉灌木の枝にモズ♀(Lanius bucephalus)が止まっていました。
いつものように尾羽を上下させています。 
モズの♀は過眼線が褐色で、胸に鱗模様があります。 

よく見ると、嘴の先端から何か細長い謎の物体が飛び出していて、気になりました。 
モズには口ひげが生えていますけど、それとは違います。 
止まり木(樹種不明)から別の止まり木(柳の灌木)へ飛んだ際に空中で虫を捕食したのかと思いきや、動画を見直すと初めから嘴に付着していました。 
私が撮り始める前に何か細長い幼虫?を捕食して、その食べかすが嘴に付いたままになっているようです。 
食べ残しや食べこぼしならいずれ咥え直して飲み込むはずなのに、なぜかモズ♀は頭部を激しく振って食べかすを振り落としました。 

最後は止まり木から川の上流へ向かって飛び立つと、橋を飛び越えて川の中から生えている柳の木に止まり直しました。 
この流域を縄張りとしている個体のようです。
飛び立つ瞬間および食べかすを振り落とす様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
   

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