2020/12/04

オオイタドリの花蜜を吸うツヤハナバチの一種の雄蜂♂

 

2020年8月中旬・午後13:25頃・晴れ 

堤防路に咲いたオオイタドリの群落でツヤハナバチの一種が訪花していました。 
とても小さな蜂が素早く飛び回るので頭楯の斑紋がしっかり見えず、ヤマトツヤハナバチCeratina japonica)なのかキオビツヤハナバチCeratina flavipes)なのか、同定できません。 
迂闊にもこの日はなぜかマクロレンズを持ってくるのを忘れてしまい、悔しい思いをしました。 
それでも脚の色が黄色いので雄蜂♂と判明。 
ツヤハナバチ類の♂と出会えたのはこれが初めてで、個人的には大きな収穫です。 
現場のすぐ横はニセアカシアが優占する河畔林です。 
動きが早すぎて撮影は至難の業なので、午後ではなく気温の低い朝が狙い目かもしれません。

鳥糞に執着して舞い戻るルリシジミ♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年8月中旬・午後13:50〜14:10頃・晴れ
▼前回の記事 
土や鳥糞を舐めながら排尿するルリシジミ♂
水が干上がった水路の川底でルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が長々と吸水・吸汁しています。 
泥状の土塊や白い鳥糞を口吻で舐めてミネラル摂取を続けています。 
私が蝶の近くで手を振ると驚いて飛び立ちますが、しばらく辺りを飛び回ってから再び同じ地点に着陸します。 
よほど鳥糞の味が気に入ったのでしょう。 

ルリシジミは翅をしっかり閉じて止まるので、地上では翅裏しか見えません。 
翅表を見て性別を見分けるために、飛び立ちや飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:38〜) 
羽ばたく翅の表側が青いので、♂と判明。


2020/12/03

セイヨウフウチョウソウ(クレオメ)に訪花するクロスズメバチの一種♀

 

2020年8月中旬・午前6:10頃・晴れ 

 街中の民家の鉢植えに咲いたセイヨウフウチョウソウ(別名クレオメ)に早朝からクロスズメバチの一種(Vespula sp.)のワーカー♀が訪花していました。 
てっきり獲物を探索して飛び回っている(狩りのための探餌飛翔)のかと思いきや、花の外に着陸しました。 
初めは盗蜜してるのかと思ったのですが、そっと回り込んでよく見ると、意外にも花柄の根元を舐めていました。 
セイヨウフウチョウソウはあまりにもエキゾチックな園芸植物で、蜜腺がどこにあるのか私には花の構造がよく分かりません。 
花柄に花外蜜腺があるのでしょうか? 
あるいはアブラムシの甘露や朝露を舐めた可能性も考えられます。 

ちなみに最近の植物分類学でセイヨウフウチョウソウはCleome属から外れてTarenaya属に移動したそうなので、クレオメという俗称(旧称)は誤解を招きますね。


【追記】
全くの余談ですが、セイヨウフウチョウソウは意外にもモンシロチョウ幼虫の食草となるのだそうです。
アブラナ科以外の植物も食べるとは知りませんでした。
クレオメ(別名セイヨウフウチョウソウ)はフウチョウソウ科の植物で、庭先に植えておけば日本ではスジグロシロチョウやモンシロチョウの幼虫がつきます。(福田晴夫『チョウの履歴書 (自然に生きる)』p235より引用)

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