2020/11/16

電柱のワイヤーや金具に悪戯するハシボソガラスの幼鳥(野鳥)

 

2020年8月上旬・午後16:05頃・晴れ 

道路沿いの電柱の天辺にハシボソガラスCorvus corone)の幼鳥が独りで止まり、ひっきりなしに奇妙な声で鳴き騒いでいました。(多彩な鳴き方) 

※ カラスの鳴き声がよく聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。  

嘴の中が赤いので、幼鳥と分かります。 
親鳥が給餌に来るのを待っている間に、幼鳥は暇つぶしをしているのかもしれません。 
ワイヤーやボルトなど電線を電柱に固定する器具を嘴でいじくり回して遊んでいます。 
悪戯の合間に嘴を足元のワイヤーに擦り付けたり、足で顔を掻いたりしています。(@1:39)  

そこへ蜂が1匹、左から飛来しました。(@1:50) 
黒装束のカラスが蜂に刺されるかと内心期待したのですが、何事も起こりませんでした。 
やや遠くて蜂の種類を見分けられません。 
電柱の金具のボルト穴に興味を示したようなので、オオハキリバチ♀など借坑性のハチが営巣地を探索に来たのかもしれません。 

それにしても、これがもしカラスの成鳥なら、私がこんなに近距離から長時間撮影していると、気まずくなって(警戒して)早々に飛び去るはずです。 
カラスの幼鳥はヒトを未だあまり恐れていないというか、遊びに夢中でヒトなど眼中にないのかもしれません。 

晴れていても風が強い日でした。 
電柱を見上げながら撮影している私の体が強風でぐらついてしまうほどでした。 
体幹の筋肉をもっと鍛えないといけませんね。 

ハシボソガラスの幼鳥が電柱天辺の金具の隙間を嘴でつついたら、中に詰まっていたゴミ(小石?)がボロボロと落ちました。(@2:40) 
こんな所に小石が詰まっているのは変なので、別個体のカラスがガラクタを貯食していたのかもしれません。  
最後は鳴きながら電柱から飛び立ちました。(@4:09) 
少し離れた隣の電柱に止まり直した直後に黒っぽい固形の糞をポロポロと排泄しました。(@4:21) 
鳥は普通、飛び立つ直前に軽量化のため排便するはずなのに、意外でした。
幼鳥は想定外のことを色々とやってくれるので、見ていて飽きません。

▼関連記事(6年前の撮影) 
電線の器具に悪戯するハシボソガラス【冬の野鳥】
カラスが悪戯しても感電事故が起こらないように、電柱や電線の金具はしっかり対策されているのでしょう。

池畔で求愛飛翔するメスグロヒョウモン♀♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年8月上旬・午後12:10頃・晴れ 

溜め池の岸の上空をメスグロヒョウモンDamora sagana)の♀♂ペアが乱舞していました。 
互いにもつれ合うように激しく乱舞しています。 
池の方からカワセミ♪が鳴く声が聞こえますね。  

メスグロヒョウモン♀♂の求愛飛翔を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:21〜) 
背後はスギ林なのですが、2頭は薄暗い林縁ではなく明るい陽だまりに留まって求愛飛翔を続けています。 
逃げる♀(黒い翅)を♂(オレンジ色の翅)が追い回しています。 
♀が誘っているのに、どうも♂の追尾能力・飛翔能力が低いような印象を受けました。  
今回も交尾には至らず、最後は♂が諦めて飛び去ってしまいました。 
♀は樹冠に飛び上がったようで、見失いました。

2020/11/15

夜の廊下に潜むゲジをつついてみると…【暗視映像】

 

2020年8月上旬・午後22:00頃・室温30.5℃ 

夏の夜、家の廊下の壁面の下の方にゲジが下向きに止まっていました。 
夜行性のゲジが逃げないように照明を消してから、赤外線の暗視カメラでこっそり撮影してみましょう。 
ゲジの複眼は紫外線が見えるらしいのですが、赤外線は見えてないようです。 
頭部から伸びる長い触角とは別に、最後部の歩脚が後方にひときわ長く伸びていて、これも触角のように使うのだそうです。 

定規で採寸すると体長が約16mmだったので、未だ幼虫なのかもしれません。 
しかし歩脚を数えると、成虫と同じ15対でした。 
私は多足類について勉強不足でよく分からないのですが、小型の成虫としておきます。  

ついでに定規でゲジの体に軽く触れると、横の柱を回り込んで上に少し登りました。 
続いてビデオカメラの白色LEDを点灯しても、ゲジは意外にも動じませんでした。 
再び定規で触れると、今度は慌てふためいて下に逃走開始。 
扉の下のわずかな隙間から潜り込んで隣室へ逃げ込みました。  

逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
15対の歩脚が絡まりもせずにゾワゾワ整然と動く様子は壮観です。 
次に機会があれば、歩行時の歩脚の動かし方をハイスピード動画で撮り直したいものです。 
生け捕りにしてゲジを飼育するのも面白そうです。 
捕食や脱皮、自切の様子を観察してみたいのです。 
ただし、動きが素早いので飼育容器から逃げられないように工夫が必要でしょう。

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