2016年6月上旬・午後18:50頃
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水田でドジョウを捕食するアオサギ(野鳥)
薄暮の水田でアオサギ(Ardea cinerea jouyi)が獲物を探しています。
獲物を狙うときに頭部を固定したまま、前に伸ばした首を左右に振る、という謎の行動がまた見れました。
しかし捕食行動には至らず、諦めました。
突然、アオサギが水田から飛び立ちました。
それほど高度を上げずに車道を飛び越え、隣の水田に着陸しました。
この田んぼは獲物が少ないと判断し、見切りを付けたのでしょう。(隣の田んぼは青く見える?)
あるいは、ずっとカメラを向けるパパラッチの存在を嫌ったのかもしれません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施して彩度を上げています。
2016年6月中旬・午前7:34
溜池の岸でカワラバト(=ドバト;Columba livia)が水を飲みに来ていました。
コンクリートで護岸された斜面を水際まで歩いて降りると、頭を下げて嘴を水面に付けたまま水を吸ってゴクゴク飲んでいます。
不思議なことに、この飲み方が可能なのは、鳥類ではハトの仲間だけです。
どうやら隠し撮りしている私のことを警戒しているようです。
鳩は水を少し飲んだだけで慌てたように斜面を登り返してクズの茂みの陰に隠れ、飛び去ってしまいました。
実は同様の飲水シーンを同じ日にもう一回見ているのですけど、撮り損ねました。
▼関連記事
川の水を飲むキジバト(野鳥)
【追記】
国松俊英『ハトの大研究―古代から人とともに生きてきた鳥』によると、
・水道の水を(蛇口から)のむキジバト。ハトはほかの鳥とちがい、くちばしを水に入れたままのむことができる。 (口絵の写真より引用)
・ハトは(中略)くちばしを鼻孔(はなのあな)まで水の中に入れ、頭をあげないで水をのむことができます。 (p11より引用)
2016年6月上旬
山間部の道端でガードレールの横から生えたタニウツギの幼木で
クロオオアリ(Camponotus japonicus)のワーカー♀が葉柄に群がっていました。
よく見ると、タニウツギの葉柄にびっしり付いたアブラムシ(種名不詳)のコロニーに随伴しています。
甘露を舐めて護衛する共生関係なのでしょう。