2015年9月下旬
民家の花壇にニホンミツバチ(Apis cerana japonica)のワーカー♀が訪花していました。
採餌シーンをよく見ると正当訪花ではなく、毎回常に花筒の外側から根本を噛んで穿孔盗蜜していました。
雄しべに触れないため当然ながら、後脚の花粉籠は空荷です。
複数個体を撮影。
空色の花はブルーサルビアですかね?(=サルビア・ファリナセア=ラベンダーセージ;Salvia indigo spires)
花が散りかけで、園芸図鑑と見比べてもよく分かりませんでした。
間近で花や葉を調べたくても他人の庭に勝手に踏み込む訳にいかず、横の公道から望遠で撮るだけなのはもどかしい。
園芸植物は苦手で全く自信がないので、もし間違っていたら教えてください。
濃青い花のサルビア・ガラニチカと並んで花壇に咲いていました。
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サルビア・ガラニチカの花で盗蜜するセイヨウミツバチ♀
この花壇を定点観察していて、舌が短く盗蜜行動の常習犯であるクマバチとクロマルハナバチの犯行現場を目撃しています。
もしミツバチの行動が二次盗蜜(一次盗蜜者があけた穴を利用する盗蜜)ならば、一次盗蜜者はおそらくこのクマバチまたはクロマルハナバチでしょう。
2015年9月中旬・午前04:54〜04:56
アカオニグモ♀の定点観察#17
垂直円網を作りかけ(失敗作)のままアカオニグモ♀a(Araneus pinguis)は隠れ家に篭ってしまいました。
この網を失敗作と呼んでよいのか分かりませんが、横糸の張り方が少し下手糞で中央部付近に横糸を欠くだけで、獲物が全く捕れなくなるほどではありません。
横糸が張られた網の外縁部に虫がかかればちゃんと捕食できるでしょう。
クモを隠れ家から誘き出せるかどうか、音叉を使ってみました。
鳴らした音叉を円網に付けた途端に、クモが信号糸を伝って隠れ家から甑まで駆けつけました。
獲物を捕食する気満々ということは、クモが満腹なせいで網を完成させるモチベーションが低いのではないか?という可能性はなくなりました。
(網の振動への反応は空腹状態とは無関係な反射的な行動だったりして…? 要確認)
しかしクモは音叉の位置まで辿り着きませんでした。
音叉の振動が早く減衰して鳴り止んでしまったから、クモは網上の位置を突き止められなかったのでしょうか?
手で音叉を揺らしてもクモは騙されません。
仕方がないので音叉を網から引き剥がします。
造網中に小雨がほんの少し降ったのですが、横糸の粘着性は保たれています。
再び音叉を鳴らしたものの、網に付ける前にクモは隠れ家へ逃げ帰ってしまいました。
更に2回音叉を鳴らして同じ実験を繰り返すも、学習したクモは無反応で隠れ家から出て来ません。
狼少年の人騒がせな偽警報にはもう騙されないようです。
後日、同一個体のクモが正常な垂直円網を張り終えた直後の明るい朝にも音叉の実験を試しています。
音叉に対する反応は今回と同じで、隠れ家から甑までは釣り出せるものの、音叉に噛み付いたり捕帯でラッピングするまでは至りませんでした。
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音叉でアカオニグモ♀(蜘蛛)を騙せるか?
撮影直後(午前4:57)の気象条件は、気温16.3℃、湿度85%、照度0ルクスでした。
10分後の午前5:07には3ルクスまで照度が上がりました。
ちなみに日の出時刻は5:24。
つづく→#18:垂直円網の甑から隠れ家へ逃げるアカオニグモ♀b(蜘蛛)
2015年9月下旬
山間部の峠道でオオセンチコガネ(Phelotrupes auratus)と思われる死骸にクロオオアリ(Camponotus japonicus)のワーカー♀2匹が集まっていました。
一匹は死骸の横で身繕いしています。
別種の赤っぽい微小アリも死骸に来ていましたが、名前は分かりません。
2種のアリが遭遇しても、体格差があり過ぎて喧嘩になりません。
死骸は金赤色に輝く美しい糞虫なのに車に轢かれたようで(ロードキル)ぺしゃんこに潰れています。