2010/12/26

キタテハが落ちた熟柿を集団吸汁




2010年10月下旬

路上に落ちた熟柿にキタテハPolygonia c-aureum)秋型が計3頭集まって果汁を飲んでいました。
この日は常連のスズメバチの姿はありませんでした。
翅を開閉しながら口吻を伸ばし、甘い汁を吸っています。
翅裏には白いコンマ模様があります。
前脚が退化して短くなっているのがタテハチョウ科の特徴。
胴体に密生した毛が暖かそうです。
鳥に突つかれたのか、翅がボロボロに破損している個体もいました。
横を走る車の風で飛ばされないよう必死にしがみ付いて耐える様子がなんとも健気です。



▼関連記事(9年後に撮影)
熟柿の果汁を吸いながら争い排尿するキタテハの群れ

ヤマナメクジの徘徊・脱糞(20倍速動画)




2010年7月上旬 気温25℃

森の中にある祠の北側の板壁でナメクジを発見。
ヤマナメクジIncilaria fruhstorferi)でしょうか。※

究極のスローライフを堪能するため、計40分の動画を20倍速の早回しでお届けします。
大量の粘液を分泌しながら前進し、這い回った跡が梵字みたいです。
頭部を左右に振り、板壁表面のコケを歯舌でこそげるように摂食しているのかもしれません。
途中で脇腹(頭部の直下)にある排泄口から脱糞するのでご注目ください。
移動するにつれ、尾端に糞塊が付着しました。
徘徊中の働きアリが体に触れるとナメクジは触角を引っ込めました。
撮影中にクロスズメバチの一種が軒下を探索飛行するも、ナメクジを狩ることはありませんでした。


※【追記】
『ゲッチョ先生のナメクジ探検記』p232によると、
「地域及び成長段階で、体色に変化が見られる。全国のヤマナメクジの種類が同じなのか違うのか、まだわかっていない。



ヤマナメクジの接写




2010年7月上旬

板壁を這い回るヤマナメクジIncilaria fruhstorferi)の尾端に黒いものがずっと付いているので、ハエやアブが止まって吸血しているのかと思いました。
しかし良く見ると自ら排泄した糞塊でした。
別撮りで早回し用に長時間撮影した動画を後で見直したら、右脇腹にある排泄孔から脱糞していました。
移動とともに糞が尾端に付着したのです。
ゆっくりと伸縮する頭部触角を接写してみます。
最後に採寸代わりに右手人差し指を並べて写し込む。
それほど大きな個体ではないですね。
たぶんヤマナメクジだと思うのですけど、もし違ってたらご指摘願います。




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