ノダケの花蜜を吸うヒメスズメバチ♂
2015年9月下旬
用水路沿いの草むらでヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis)がノダケを訪花していました。
触角の長い雄蜂ばかり(少なくとも2匹)集まっているのがちょっと不思議でした。
ノダケの集合花は素人目には枯れかけているように見えますが、蜂は構わず吸蜜しています。
蜂は緑色の蕾よりも明らかに黒っぽい粒状の花を好んでいます。
ちなみにノダケの果実はカレー粉のような香りがするらしいのですが、私は未だ嗅いだことがありません。
同じ花序でニアミスした2匹のヒメスズメバチ♂同士で小競り合いになり、もつれ合うように花から落下しました。
餌資源(蜜源)を巡る争いや縄張り争いというよりも、相手を♀と誤認して交尾を試みたのかもしれません。
その一方で、メスグロヒョウモン♀(Damora sagana)が同じ花序に飛来してもヒメスズメバチ♂は無視して吸蜜を続け、攻撃したり追い払ったりすることはありませんでした。
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