2024/10/12

初冬の水場で水を飲むホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年12月上旬・午前4:10頃 

里山で湧き水が溜まった浅い泉を自動撮影カメラで見張っていると、未明にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で現れました。 
動画の冒頭から冷たい池の中に足を漬けて水を飲んでいました。 
水面をちょっと舐めただけで左岸に上陸し、左上に斜面を登って行きました。 

水浴するにはさすがに寒すぎるのでしょう。 
イタチのように池畔で冬眠中のカエルを狩るかな?と期待したものの、タヌキは水を少し飲んだだけで立ち去りました。 


山中の池畔で採食する初冬のヤマドリ♀♂【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年12月上旬・午前8:30頃 


シーン0:12/6・午後12:13・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
里山で湧き水が貯まった浅い泉に来る野生動物を自動センサーカメラで撮影しています。 
画面の左外にある崖から湧き水が池に流入し、右へ流出してから斜面を下って沢の源流となります。 
野生動物がよく来る左岸を監視します。 
周囲の雑木林から舞い散る落ち葉が池の中にたくさん溜まっています。 


シーン1:12/9・午前8:25・晴れ(@0:04〜) 
晴れた朝にヤマドリ♂(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が現れました。 
ヤマドリの♂は尾羽根がとても長くて立派です。 
水場に立ち寄って水を飲んだり水浴びしたりするかと期待したのですが、対岸を左から右へ横切りました。 
画面の右端付近で立ち止まると、落ち葉に覆われた地面を啄み始めました。 
小さな虫や種子などを採食しているのでしょう。 


シーン2:12/9・午前8:28・晴れ(@0:40〜) 
約1分40秒後にトレイルカメラが再び起動すると、画面左に立つミズナラの木の根際にもう1羽のヤマドリ♀が来ていました。 
♀の尾羽根は短いです。
ヤマドリの♀♂つがいがつかず離れず採食しているのでしょう。 
雌雄2羽が同時に撮れたので、尾羽根の長さの違いを見比べることができます。 


シーン3:12/9・午前8:32・晴れ(@1:41〜) 
約3分後、ヤマドリは1羽だけ(♀?)写っていました。 
常緑のスギ枝葉の陰で採食を続けていました。 
パートナー♂は、画面奥の林道の方へ移動したようです。 


この水場でヤマドリの監視映像を初めて明瞭に撮れました! 
フルカラーで録画できなかったのが残念です。 


関連記事(1年前の撮影)▶  


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


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2024/10/11

越冬用営巣地に侵入したホンドタヌキに突進して追い払うニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月上旬・午後20:55頃


シーン1:12/4・午後20:53・気温-1℃(@0:00〜) 
平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)が越冬する営巣地(セット)にある晩、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で現れました。 
画面の右に行きかけたタヌキが左を振り返ってじっと見ています。 

やがて、巣穴の主である丸々と太ったアナグマが左から登場しました。 
異種の2頭が少し離れて対峙しています。 
暗闇で互いに相手の姿をどのぐらい見えているのでしょう? 
視覚ではなく嗅覚で相手の存在を認識しているのかもしれません。 

巣穴の主であるアナグマの方がやはり強気で、侵入者タヌキに向かって突進しました。 
しかしアナグマは本気で喧嘩(格闘)するつもりはなくて、威嚇してタヌキを追い払うだけのつもりだったようです。(ブラフのブル・チャージ) 
アナグマの剣幕に驚いたタヌキは慌てて右へ逃走しましたが、アナグマはそのまま巣穴Rに入りました。 
タヌキに突撃しようとしたら、目の前に巣口Rが現れて減速したのかもしれません。 
アナグマは巣口Rの右で座って地面に尻を擦り付け、縄張りを主張する匂い付けを行ったようです(スクワットマーキング)。 
次に、タヌキが居た地点で残り香を嗅ぎ回っています。 
侵入者を深追いすることはありませんでした。 


シーン2:12/4・午後20:53(@1:00〜) 
アナグマがタヌキに向かって突進する様子は、別アングルでも同時に撮れていました。 
おそらくタヌキがセットに侵入した気配を感じて巣穴Lから外に出てきたのでしょう。 
あるいは、外出からセットにちょうど戻ってきたアナグマがタヌキと鉢合わせしたのかもしれません。)

アナグマの個体識別ができていませんが、ここで出産育児した♀(右目<左目)でないことは確かです。 
アナグマはタヌキに向かって黙って突進し、威嚇の鳴き声を発していませんでした。 (奇襲攻撃?)



シーン3:12/4・午後20:58・気温0℃(@1:26〜) 
4分後に何者かが画面の左端を左へ立ち去りました。 
さっき逃げたタヌキがこっそり戻って来たのかもしれません。 


【考察】
生活圏が重なるニホンアナグマとホンドタヌキは、この二次林や餌場、溜め糞場などで頻繁にニアミスして互いに顔馴染みのはずです。 
縄張り内をそれぞれ匂い付け(マーキング)しているので、その匂いでも互いに認識しているはずです。 
実際にニアミスしたシーンをしっかり撮れたのは初めてかもしれません。 


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