2025/06/20

池畔のマユミ枝先に集まって次々と泡巣を作り産卵するモリアオガエル♀♂【微速度撮影#2】

 



2024年6月上旬 

モリアオガエル♀♂(Rhacophorus arboreus)の繁殖池で岸辺に自生するマユミの枝葉に集まって白い泡巣を次々に作り、産卵する様子をタイムラプス動画で記録しています。 
インターバル撮影の設定は前回と同じで、明るい昼間だけ(午前6:00〜午後17:30)1分間隔、4日間の記録です(6/4〜6/7)。 

カメラ全体を透明プラスチックの防水ケースにすっぽり格納してあるのですけど、今回はその上に雨よけの庇を取り付けました。 
持参した薄いプラスチック板をハサミで適当な大きさの長方形に切り、カメラの上部を覆うように屋根のように固定しました。 
これだけでも効果は絶大で、雨の多い季節でもレンズに水滴が付くことが減りました。 
設置した雨よけの庇が画面の上に写り込まないように、注意が必要です。 

泡巣が溶けてモリアオガエル幼生(オタマジャクシ)が下の池に脱出するまでの経過も、できれば微速度撮影で記録したいのです。 


肝心の泡巣作り(配偶行動)は主に夜間行われているようですが、残念ながらこのカメラには暗視モードがありません。
夕方から翌朝へと時間が飛ぶと、急に新しく泡巣が増えています。

撮れたタイムラプス動画をよく見ると、表面がまだ乾いていない新しい泡巣にシリアゲムシの仲間♀♂が何匹も群がっていました。 
泡巣に口吻を突き刺して吸汁(食卵?)しながら、翅紋を誇示しているようです。 
現場入りした際にその様子を実際に撮影したので、映像公開予定。 


タイムラプス動画をスロー再生してじっくり見直すと、ちょっと面白い瞬間もいくつか撮れていたので、皆さんも探してみたください。 

ニホンカモシカCapricornis crispus)が池の岸辺(泥濘)を歩いて左から右へと横切る姿が写っていました。(@0:12〜) 
池の水を飲みに来たのかもしれません。 
カモシカも水浴するらしいのですが、私は観察したことがありません。 

・モリアオガエルがレンズに跳びついた瞬間も撮れていました。(@2:24〜) 

・池の水面ではカルガモAnas zonorhyncha)の群れが泳ぎ回っています。 


つづく→

飛べ!ジンガサハムシ

 

2024年6月上旬・午後13:45頃・晴れ 

里山で山肌を侵食する沢の源流を渡った後の草地で、ジンガサハムシを見つけました。 
ヨモギの葉先に止まっていたジンガサハムシが、右回り左回りに少し回転してから、翅をパカッと広げて飛び去りました。 
おそらく風向きを読んだりして飛ぶ方向を決めていたのでしょう。 

飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:08〜) 
金色の斑紋がある鞘翅の縁が透明なのが、いつ見ても不思議です。
鞘翅に隠れていた腹背は、まさかの黄金色でした。 
ハイスピード動画でも飛翔シーンを撮りたかったのですけど、逃げられて見失いました。 

そもそもジンガサハムシの食草はヒルガオ類らしく、たまたまヨモギの葉に立ち寄っただけのようです。

関連記事(15年前の撮影)▶ クズの葉をうろつくセモンジンガサハムシ


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2025/06/19

雨の夕方に灌木の葉を採食するニホンカモシカ【トレイルカメラ】

 



2024年6月上旬・午後18:18・気温14℃・日の入り時刻は午後19:01

里山でスギと雑木の混交林に残されたニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。 

雨が降る薄暗い夕方に、監視カメラが起動しました。 
てっきり雨による誤作動かと思ったのですが、画面の左上奥で茂みが不規則に揺れています。 
目を凝らして見ると、白っぽい毛皮のカモシカが灌木の葉(樹種不明)を食べているようです。 
いつも通る獣道ではなく、その奥をゆっくり歩きながら、茂みで採食していました。 

これに反応したトレイルカメラのセンサーは優秀ですね。 

つづく→

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