2025/01/20

夕方の山麓で走り回って追いかけっこするニホンザルの群れ

 



2023年12月中旬・午後15:45頃・くもり 

夕方に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れを追いかけて長時間の観察を続けてきました。 
山麓のスギ植林地に入ったので、てっきりここが今晩寝るねぐらなのかと思いました。 
(過去にも同じスギ林に塒入りしたのを遠くから見ています。)
ところが、次第に群れは再びスギ林から離れて行くようです。 
いくら私が慎重にゆっくり動いたとは言え、撮影のためにニホンザルの群れをしつこく追い回したせいで、警戒されてしまったのかもしれません。 
それとも、スギ植林地には遊動の途中で寄り道しただけで、ねぐら入りする森はまた別にあるのかな? 

暗いスギ林から続々と出てきた猿が、奥の土手に転がっている太い倒木の上を縦列で伝い歩きして水路の方へ登っています。 
途中から走り出して、追いかけっこや取っ組み合い(格闘遊び)が始まりました。 
倒木を挟んで対峙し、パラクールのような身軽な動きで飛び越えたり小競り合いしたりしています。 

スギ林縁で下草の陰に隠れていた個体が土手を駆け上がりました。 
別個体と追いかけっこ遊びが始まり、土手と林内を走って右往左往しています。 
追いかけっこをしている個体が走りながら吠えるような鳴き声を発することがありました。 
土手を登りきった水路のフェンス沿いでも複数個体による追いかけっこが元気に繰り広げられています。 


※ 夕方のスギ林があまりにも暗いので、動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ ニホンザルの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


2025/01/19

雪が溶けた暖冬に根曲がり巣穴の入口でウロチョロする野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年2月中旬 

シーン1:2/9・午後14:54・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
平地のスギ防風林に根雪が積もっています。
スギの木が画面の手前から奥に向かって根こそぎ風倒したまま、長年放置されています。 
そのような状態を根返りと呼びます。 

その根元に掘られた「根曲がり巣穴」をトレイルカメラで見張っています。 
この巣穴aにはニホンイタチMustela itatsi)が越冬しているらしいことが分かっているのですが、最近はとんと姿を見かけません。 


シーン2:2/19・午前1:15(@0:03〜) 
今季は異常な暖冬で積雪量が少なく、10日間でほとんど溶けてしまいました。 
「根曲がり巣穴」の巣口aは画面の左下付近にあります。 

深夜に野ネズミ(ノネズミ)が現れました。 
右から左へ、残雪の塊を乗り越えて進みます。 
巣口aの手前で立ち止まり、しばらくカメラ目線になりました。 
やがて露出した地面の匂いを嗅ぎ回り、左へ立ち去りました。 

野ネズミがこれほど無警戒でうろつくということは、やはり捕食者のイタチはこの巣穴にはもう住んでいないのかもしれません。 



農道の草むらから飛び立つツマグロヒョウモン♀

 

2023年9月下旬・午後14:30頃・晴れ 

田園地帯の農道でツマグロヒョウモン♀(Argyreus hyperbius)が草むらに止まっていました。 
ちょっと珍しい光景なので、私は初め、産卵中なのかと思いました。 
翅を開閉しながらイネ科雑草の上に乗っていたのですが、腹端を草に押し付けてはいませんでした。 
もしかすると、ツマグロヒョウモン幼虫の食草となるスミレ類を農道の草むらで探していたのかもしれません。 

左の前翅および後翅の縁が破損した個体です。 
破損が左右非対称ですから、鳥に襲われたビークマークではなさそうです。 
やがて草むらから飛び立ったので、翅が破れていても飛翔に支障はありませんでした。 

横の田んぼでは、稲穂が黄金色に実っていました。



素人目にはスミレの群落は見つからず。



ランダムに記事を読む

  • アオクチブトカメムシ25/12/2010 - 0 Comments
  • マリーゴールドの花蜜を吸うオオハキリバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】28/03/2020 - 0 Comments
  • フタスジスズバチ?がクロバナヒキオコシで訪花吸蜜06/12/2012 - 0 Comments
  • 柳の枝を歩き回るカメノコテントウ16/05/2016 - 0 Comments
  • 池の水をゴクゴク飲むドバトの群れ(野鳥)09/12/2018 - 0 Comments