2024/10/11

晩秋の夜に水場で人魂のようにトレイルカメラに写る怪奇現象の正体は造網性クモ?【蜘蛛:暗視映像】

 

2023年11月下旬・午後18:30頃 

山中の水場に来る野生動物をトレイルカメラで見張っています。 
ある晩、レンズの近くで造網性クモが活動を始めました。 
レンズに対して近過ぎるため、クモにピントが全く合わず(奥ピン)、ブヨブヨした不定形の奇妙な物体が下から上に登ってきたように見えます。 
暗視カメラの赤外線を至近距離から強く反射しているため、火の玉や人魂のように光りながら空中で揺れています。 
途中で謎の物体が大小2つに分裂しました。 
クモが粘着性のある横糸を張りながら粘液を足したのでしょう。 
気温が下がって虫も減った晩秋にもクモがまだ網を張っていることが分かります。

過去にもトレイルカメラに同様の現象がたまに写っていたのですが、造網性クモが張った横糸の粘球が赤外線に反射しているのだろうと想像していました。 
今回の映像で分かったことは、クモ自身がレンズの至近距離で動くとピンぼけで歩脚すら写らず、ブヨブヨした光る塊として見えてしまうことがある、ということです。 


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トレイルカメラの原理上、変温動物のクモがいくら動いてもセンサーは反応しないはずです。 
しかし旧機種のトレイルカメラは風揺れなどによる誤作動が多く、そのときたまたまクモが写っていたのでしょう。 
夜の山林で宙に浮かぶ謎の粘球が熱を帯びているとしたら、あるいはクモ自身が発熱しているとしたら、それこそ大発見(スクープ映像)です。 
念のためにサーモグラフィカメラで撮ってみたくなります。
新機種のトレイルカメラに切り替えると、センサーが優秀で誤作動が減ったので、この怪奇現象?が撮れる頻度は減ることが予想されます。

2024/10/10

初冬の水場で夜中に獲物を狩るニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月上旬

シーン0:12/6・午後12:13・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
里山で湧き水が貯まった浅い泉に来る野生動物を自動センサーカメラで撮影しています。 
周囲の雑木林から舞い散る落ち葉が池の中にたくさん溜まっています。 
画面の左から湧き水が流入し、右へ流出してから沢の源流となります。 
野生動物がよく来る左岸を監視しています。


シーン1:12/10・午前2:01(@0:04〜) 
初冬の深夜にニホンイタチMustela itatsi)が水場の岸辺に登場しました。 
翌日に現れたホンドテンと比べると、イタチは体が小さいです。(映像公開予定) 
左に移動しながら、崖の岩と岩の隙間や根際の穴を丹念に覗き込んで物色しています。 
その甲斐あって、イタチは何か獲物を咥えてから右上に少し運びました。 
残念ながら後ろ姿でよく見えませんが、その場で捕食したようです。 
しかもカメラの電池が消耗していたせいで録画が途中で終わってしまい、獲物を食べ切るまで見届けられませんでした。 

狩りの瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22〜) 
1.5倍に拡大した上で再度リプレイ。(@0:42〜) 

イタチが狩った獲物は何でしょうか?
野ネズミがまず思いつきます。
しかし、天敵に襲われた野ネズミは必死で素早く逃げようとするはずでは?と素人考えでは思ってしまいます。 
獲物が逃げようとしたり反撃したりした様子がないので、変温動物ではないでしょうか。 
越冬中のカエルやサンショウウオの可能性が高いのでは?と勝手に推理しています。 



シーン2:12/10・午前2:03(@1:45〜) 
約1分10秒後にトレイルカメラが再び起動しました。 
イタチは狩りの成功体験に味をしめたようで、さっきと同じ地点の穴で次の獲物(二匹目のどじょう)をしつこく探していました。 
最後は諦めて、池畔の崖を左上に登って行きました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



つづく→



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ダイサギの群れは池で死んだアオサギを弔うか?(野鳥)

 



2023年10月上旬・午後14:30頃・くもり 

溜池にダイサギArdea alba)の群れが集まっていました。 
この夏は日照り続きで、この溜池は干上がりかけていたのですが、秋に雨が降るようになって水位がやや回復しました。 
池の中に散開したダイサギの多くは、ただ佇んでいるだけでした。 
優雅に歩き回って獲物を探し回り、立ち止まって羽繕いする個体もいました。 

対岸の泥濘に横たわっているアオサギArdea cinerea jouyi)の死骸に気づいているはずなのに、ダイサギは興味がない(あるいは恐れている?)ようで、あまり近寄ろうとしませんでした。 (※追記参照)
鳥が仲間の死を悼むとは思えませんが、もしも同種のダイサギの死骸だとしたら、何かしらの感情的な行動を示したでしょうか? 
ダイサギが共食いしたり屍肉を直接食べたりするとは考えにくいです。 
アオサギの死骸にはハエ♀がすぐに集まって卵を産み付けているはずですから、屍肉を食べて育つウジ虫などをダイサギがついばみに来るのではないか?と期待しました。 
池の水かさがもう少し増して死骸が水に浸れば、死骸の周囲に小魚が集まり、それを食べにダイサギが集まるかもしれません。
しかし、そのような二次的な捕食行動も見られませんでした。 
溜池に忍び寄る私の存在に薄々気づいてダイサギたちは警戒しているのかもしれません。 

動画の前半で手ブレが酷かったのは理由があります。 
警戒心の強いダイサギに見つからないように、池畔に繁茂するクズの藪の隙間に腕を伸ばしてカメラを挿し込み、こっそり隠し撮りしたからです。 
もっと良い撮影アングルを求めて私がそっと移動した途端に気づかれてしまい、ダイサギの群れは一斉に飛んで逃げてしまいました。 
6羽と3羽の群れに別れて飛び去ったダイサギは、隣接する刈田に降り立ち、今度は落ち穂拾いを始めました。(映像公開予定?) 

その後もときどき定点観察に通ったのですが、溜池の泥濘に放置されたアオサギの死骸に(遠目では)変化はありませんでした。
死骸に近づくスカベンジャーの足跡も泥濘には残っていませんでした。
底なし沼のように深い泥濘に阻まれて、スカベンジャーも死骸に辿り着けないのでしょうか?
ところが、ある日突然、アオサギの死骸が忽然と無くなっていました。 
大型のスカベンジャーが全く来ないのなら、アオサギの死骸が虫に食べられて完全に白骨化するまで待って採集したかったのですが、残念ながらそれも果たせませんでした。

無人カメラを設置して、何者がアオサギの死骸を食べたり持ち去ったりするのか、スカベンジャーの活動を撮影してみたかったです。
残念ながら、手持ちの機材は他のプロジェクトで全て出払っていて使えませんでした。 
底なし沼の可能性が怖くて死骸に近づけず、この現場に監視カメラを設置するのがきわめて難しい、という理由もありました。
トレイルカメラに任せられないとなれば、昔ながらの撮影方法に回帰するしかありません。
池畔にブラインドを張って私自身が死骸をじっくり見守り、隠し撮りするべきでした。


※【追記】
アオサギの死因がたとえば鳥インフルエンザ・ウイルスの場合はダイサギにも感染するリスクがありますから、屍肉食性ではないダイサギがアオサギの死骸に近寄らないのは適応的な行動と言えるでしょう。


【追記2】
哺乳類(チンパンジー)についてですが、ごく僅かな死臭に対しても無意識に忌避することが実験的に確かめられたそうです。




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