2024/08/16

旧営巣地を訪れるニホンアナグマの諸活動:10月下旬〜11月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年10月下旬〜11月上旬 

二次林の旧営巣地(セット)にときどき戻ってくるニホンアナグマMeles anakuma)の記録です。 
特筆すべき行動は個別の記事にしたので、その残りをまとめました。 


シーン0:10/20・午後14:16・気温31℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れたアナグマの営巣地(セット)の様子です。 


シーン1:10/22(@0:04〜) 

シーン2:10/23(@0:56〜) 

シーン3:10/24(@2:00〜) 

シーン4:10/25(@3:16〜) 

シーン5:10/26(@4:11〜) 
気温が6℃に下がっても、クモがレンズの上を徘徊していました。 

シーン6:10/27(@4:40〜) 
夜明け前および日没後に、珍しく2頭のアナグマが同時に巣外の二次林で別々に採餌活動していました。 


シーン7:10/29(@5:27〜) 

シーン8:11/1(@6:07〜) 

シーン9:11/2・雨天(@9:20〜)  

シーン10:11/3(@10:27〜) 

シーン11:11/5(@11:27〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



【考察】
アナグマは巣口の匂いを嗅いだだけで立ち去ることが多いです。 
ときどき 巣穴Lに出入りしています。 
越冬のために住み着くようになったのか、まだ物件を物色している段階なのか、まだはっきりしません。
脂肪を蓄えて丸々と太って見えます。 
赤外線の暗視映像で見たときに左右の目の大きさが同じなので、ここで繁殖(出産・育児)した母親♀ではない別個体のアナグマと分かります。 
それ以上は個体識別ができていないのですが、ここで生まれ育った幼獣が丸々と太ったのでしょうか? 


翅が奇形のオオカマキリ♀褐色型を見つけた!

 

2023年10月下旬・午後14:30頃・くもり 

里山で林道を下っていると、なぜか水を満タンに入れた2Lペットボトルが道端に横倒しで放置されているのを見つけました。 
林業関係者や登山客が水筒代わりに持ってきて、飲まずに置き忘れてしまったのでしょうか? 
(現場近くに水を汲める場所はありません。)
何かの重りにしては、目的が分かりません。 
水入りペットボトルに猫よけの効果があると信じているヒトが、その応用で野生動物を防除したくて置いたのかな? 
だとすれば1本だけでなく、もっと沢山置いてそうなものです。 

ペットボトルの謎はともかく、その上になぜか褐色型のオオカマキリ♀(Tenodera sinensis)が鎮座していました。 
前翅も後翅も全ての翅が激しく捻れくれていることに気づきました。 
どうやら羽化に失敗して奇形になったようです。 
そのため、赤黒い腹背が剥き出しになっています。 
褐色型のオオカマキリは普通、前翅が緑色に縁取られているはずなのに、この個体は全身が茶色です。 
コカマキリなのか?と急に自信がなくなってきました。 
しかし、コカマキリなら前脚脛節の内側に独特の模様があるはずです。 

私が人差し指でオオカマキリ♀の鎌や胸背に触れても、無反応でした。 
鎌を前方に伸ばした前習えの姿勢をくずしません。 
ファイティングポーズを取ったまま死んでいるのかと思いきや、手掴みで捕獲したら、ようやく少し暴れました。 
手のひらに乗せると、少し歩いて地面に飛び降りました。 
奇形の翅では羽ばたいて飛ぶこともできません。

飢えているのか寿命が近いのか、ひどく衰弱している印象です。 
産卵前らしく、腹部は膨満していました。

今回カマキリがペットボトルの上に乗っていたのは、たまたまでしょうか?
後で思いついたのですが、もしかして透明の水入りペットボトルには太陽光が反射して、ハエやハチ、トンボなどの虫が誘引されるのかもしれません。
だとすれば、このカマキリは獲物を待ち伏せしていたことになります。 
普通、カマキリは花の上などで待ち伏せします。
カマキリだけが水入りペットボトルに誘引されるとしたら、それはそれで面白い現象です。


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2024/08/15

給餌場に通ってクリ堅果を運び出して貯食する野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年10月下旬〜11月上旬 

野ネズミ(ノネズミ)が貯食のために通う給餌場を自動センサーカメラで見張っています。 
次の餌として、クリ(栗)オニグルミという2種類の堅果を持参して、カラマツ根元の給餌場に置いてみました。

昨年は一度しかクリを給餌できなかったので、その追試です。


シーン0:10/30・午後13:14(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
山林の斜面を抜ける獣道でカラマツの根元に給餌場を設けてあります。 
大きさの不揃いなクリの堅果を右の餌場Rに50個並べて置きました。 
山中で拾い集めたときには虫食いが無かったのに、数日置くとクリシギゾウムシの終齢幼虫が多数脱出していました。 

給餌場のクリが斜面を転げ落ちて紛失しないように、ストッパーとして数本の落枝を餌場の直下に横向きで並べておきました。 

左の餌場Lには前回の残り物で5個のオニグルミ落果(果皮つき)をまとめて置きました。 






シーン1:10/30・午後18:00(@0:04〜) 
日が暮れると、野ネズミが右の餌場Rに来ていて、クリの堅果を物色していました。 
選んだクリを口に咥えて、斜面の右下に運び始めました。 
オニグルミよりもクリは小さいものの、表面がつるつるしていて持ちにくそうです。 
私が斜面に置いたストッパーの落枝を乗り越えるのに野ネズミは苦労しています。 
運んできたクリを林床に置くと、落ち葉の下に潜り込んで穴を掘り始めました。 
穴から後ろ向きで出てくると、その浅い穴にクリを埋めて隠しました。 
いきなりクリの貯食シーンが見れて満足です。 

餌場Rに戻りかけたところで録画終了。 
クリの貯食シーンを1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:10〜) 


シーン2:10/30・午後18:02(@2:13〜) 
餌場Rで次に運ぶクリを選ぶ際に、1個が転がり落ちてしまいました。 
オニグルミの丸い落果と違って、クリの堅果は扁平だったり片方が尖った滴状だったりするので、あまり遠くまでは転がりません。
選んだクリを咥えてカラマツの根本を右に回り込みながら斜面を登って行きます。 
そのままシシガシラ(常緑のシダ植物)群落の下に隠れてしまいました。 
野ネズミの白く光る目が右往左往しているものの、行動が読み取れません。 
おそらく貯食しているようです。 
このように、野ネズミは毎回違う場所に堅果を貯食するのです。


シーン3:10/30・午後18:07(@3:15〜) 
餌場Rに来た野ネズミはあまり迷わなくなり、クリを選択するのがスムーズになりました。 
今度は斜面を左下に運んで行きます。 


シーン4:10/31・午後22:05(@3:31〜) 
翌日の晩遅くに来た野ネズミは、餌場Rで長居しています。 
クリ堅果をその場で食べ始めたのか、果皮を剥いているのか、よく分かりません。 
半分食べかけただけでその場に捨て、次のクリを物色したり試食したりしています。 
隠れ家に運ぶ手間が面倒になり、餌場で食べるようになったのかな? 
虫食い跡のあるクリは貯食する価値がないと判断して、取捨選択しているのかもしれません。 
クリ堅果の中に潜んでいるクリシギゾウムシ幼虫を捕食しているのかな? 


シーン5:10/31・午後22:10(@5:01〜) 
つづきのシーンを1.5倍に拡大した映像でご覧ください。 
餌場Rでクリを食い散らかしています(試食)。 


シーン6:11/1・午後23:46(@6:31〜) 
野ネズミが餌場Rを再訪するまで、かなり時間が開きました。 
今回の餌(クリ堅果)は虫に食われていたので、野ネズミはあまり魅力を感じていないのかもしれません。 
ようやく残り物から選んだクリを咥えて左の餌場Lへ運び、窪みにクリを置きました。 
私が給餌したオニグルミ堅果の匂いを嗅いでから、クリを咥え直しました。 
突然何かに警戒し、その場で動きを止めました(フリーズ)。 
クリを咥えたまま、餌場Rを経由してからカラマツの根本を右に回り込み、斜面を右にトラバースして行きます。 
シシガシラ群落の下で立ち止まったところで、録画が終わりました。 


シーン7:11/2・午前3:38(@8:02〜) 
翌日の未明に監視カメラが起動すると、雨がぱらついていました。 
野ネズミが右から走って餌場Rに戻って来ました。 
クリを選んでいる途中でなぜか中断して、空荷で右へ逃走しました。 
その直後に周囲が一瞬明るく光り、かなり遅れて雷鳴のような風切り音のような低い物音がかすかに聞こえました。 
どうやら、こんな晩秋の夜明け前に山中で落雷があったようです。 


シーン8:11/2・午前3:57(@8:17〜) 
なぜかカメラの起動が遅れ、野ネズミがクリ(またはオニグルミ?)を運んで斜面を右にトラバースするところでした。 
雨は止んでいました。 


シーン9:11/2・午後19:46(@8:27〜) 
昼間は巣穴で寝ていた野ネズミが、晩になると再び餌場Rに現れ、クリを試食していました。
今回はあれこれ食い散らかさずに、特定の堅果を食べ続けています。 
試食というよりも、がっつり食餌しています。 


シーン10:11/3・午前1:56(@8:45〜) 
日付が変わった深夜に野ネズミが餌場Rに戻って来ていました。 
食べ残しのクリを少し食べてから、他のクリを物色しています。 
ようやく手頃なクリを選ぶと、咥えて左下に運び去りました。 


シーン11:11/3・午後21:51(@9:47〜) 
晩に野ネズミがカラマツ根本の右側をウロチョロ探索していました。 
餌場Rに来ても、あまり気乗りしてない様子です。 
ようやく落ち着いて食べかけのクリの残りを食べ始めました。 


シーン12:11/3・午後21:56(@10:40〜) 
餌場でクリを食べていた野ネズミが、カラマツ根本の隙間に潜り込みました。 
(巣穴ではなく、ただの窪みです。) 
手前にストッパーとして置いた落枝のせいで死角になってしまいました。 
隠れ家で休息しているのか、それとも賢い野ネズミがカメラに監視されているのを嫌ったのかもしれません。 
夜の山林ではフクロウやテンなどの天敵が獲物を探していますから、野ネズミが地表で長時間じっとしているのは危険です。 


シーン13:11/5・午後17:20(@11:11〜) 
久々に野ネズミが餌場Rに登場しました。 
カラマツの根際に埋め込んだクリを掘り出すと、口に咥えて下の隠れ家に運びます。 
野外で安全に食べれるように、餌場Rの直下に隠れ家を設けたようです。 
あるいは、そこの窪みに貯食したのかもしれません。 


シーン14:11/5・午後17:22(@11:35〜) 
今度は餌場Rからピョンピョン跳ぶように、左へクリを搬出しました。 


シーン15:11/6・午前4:43(@11:44〜) 
餌場Rからクリを咥えて左へ運んで行きます。 
餌場Lに埋めたように見えたのですが、咥え直して更に左へ搬出。 


シーン16:11/6・午前20:55(@12:17〜) 
晩に餌場Rに来た野ネズミが選んだクリを咥えてカラマツ根際の右を登り、斜面を右にトラバースして行きます。 


シーン17:11/7・午前3:20(@12:38〜) 
小雨がぱらつく未明に、野ネズミが餌場Rからクリを斜面下に搬出。 


シーン18:11/8・午前0:54(@12:48〜) 
雨が止んで晴れています。 
深夜の餌場Rに来た野ネズミが、選んだクリを持って左へ。 


シーン19:11/8・午前4:18(@12:57〜) 
餌場Rで選んだクリを左に搬出。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



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