2024/01/12

雪が溶けた田んぼで採食するコハクチョウの若鳥【冬の野鳥:4K動画】

 

2023年3月下旬・午後15:20頃・晴れ  

雪解けが進む早春の刈田で採食するコハクチョウCygnus columbianus bewickii)大群の中で若鳥に注目し、高画質の4K動画で撮影しました。 
頭部が黒っぽくて薄汚れて見えるのが若鳥の特徴です。 
白鳥が田んぼの泥で汚れたのではなく、若鳥は羽根の色自体が元から黒っぽいのです。
成鳥へと成長すると白い羽根に生え変わります。
嘴の中がピンク色なのは、雛のときに口を大きく開けて親鳥にアピールして給餌してもらうための名残でしょう。
(この点はカラスも同じです。)
ちなみに、もっと若い個体は嘴全体がピンク色です。

雪解け水でぬかるんだ田んぼを歩き回って落ち穂拾いしています。

2024/01/11

小川に架かる倒木を夜に渡るホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月下旬 

シーン0:5/18・午後12:55・(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
画面の手前から奥に向かって緩やかに流れる小川に、ニセアカシアの倒木が左岸から右岸に倒れた結果、天然の丸木橋となって野生動物が利用しています。 


シーン1:5/23・午後20:54・(@0:05〜) 
謎の野生動物が右岸から左岸へ丸木橋を渡ると、左岸の崖を一気に駆け上がりました。 
白く光る目の位置が低いので野ネズミかと思いきや、獣道の途中でぶつかった低木の枝葉が大きく揺れたので、中型の哺乳類のようです。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
これがテンとは言い切れないのですが、同じ動画にまとめてしまいました。 


シーン2:5/24・午後20:50・(@0:25〜) 
尻尾の長い野生動物が左岸から右岸に丸木橋を渡りました。 
ニホンイタチではなくホンドテンMartes melampus melampus)だと思います。 

余談ですが、このときトレイルカメラの至近距離からカリカリと何か引っ掻くような異音が録音されていたのが気になります。 
カメラを固定した立木の幹に野生動物がよじ登ったのか、あるいは爪研ぎをしたのか?と想像してしまいます。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。

セイヨウタンポポの花蜜を吸って飛び去るビロウドツリアブ【ハイスピード動画】

 

2023年5月上旬・午後12:40頃・晴れ 

山麓の山道に咲いたセイヨウタンポポビロウドツリアブ(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が訪花していました。 
ともに普通種ですけど、この組み合わせは初見です。 

長い口吻で吸蜜している間も高速で羽ばたき続けていますが、舌状花の花弁に足を掛けているので、ホバリング(停空飛翔)ではありません。 
そのまま次の花へと飛び去りました。 
アイドリングの羽ばたきを止めないのは燃費が悪い気がするのですけど、カロリー収支が赤字にならずやって行けてるのが不思議です。 
訪花中に外敵に襲われたり交尾相手が飛来した際にいつでも素早く飛び立てるように、アイドリングしているのでしょうか。

240-fpsのハイスピード動画撮影を優先したら、高画質のFHD動画に切り替える前に逃げられてしまいました。 
撮影後に頭花の総苞片が反り返っているセイヨウタンポポと確認しました。

ランダムに記事を読む