2023/06/20

晩秋の河畔林を未明にうろつくニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年11月中旬・午前5:58・(日の出時刻は午前6:13) 

河畔林でタヌキの溜め糞場rvを自動撮影カメラで監視していると、夜明け前にニホンイタチMustela itatsi)が登場しました。 
林床に転がっている落枝や、ニセアカシアの根元の匂いを嗅ぎ回っています。 
獲物となる野ネズミの残り香を探っているのでしょう。 
タヌキの溜め糞には興味を示しませんでした。

カメラの存在には気づかず左に(川辺のコンクリート護岸へ)立ち去りました。 
今回ようやくイタチの姿がはっきり撮れました。 


関連記事(5ヶ月前、1年前の撮影)▶  


オカトラノオの葉を舐めるキマダラセセリ♀

 

2022年7月下旬・午後15:40頃・晴れ 

里山の急斜面をジグザグに登る山道に沿ってオカトラノオが白い花を咲かせています。 
キマダラセセリ♀(Potanthus flavus)がオカトラノオに訪花するのではなく、葉の上に乗っていました。 
翅を半開きで日光浴しているのかと思いきや、ズームインしてみると、乾いた葉の表面を口吻で舐めていました。 
オカトラノオの葉に花外蜜腺があるという話は聞いたことがありません。 
アブラムシの甘露が葉に付着しているようにも見えませんでした。 
前日から朝にかけて降った雨の水滴がわずかに残っていたのでしょうか? 
ミネラル摂取の行動なのかな? 

カメラを上にパンしてオカトラノオの花穂を記録している間に、キマダラセセリ♀は飛び去ってしまいました。 
背後ではなく側面から撮れたら良かったのですが、贅沢は言えません。

2023/06/19

秋のスギ林道で落ち葉を拾い集める野ネズミの謎【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月中旬 

自動センサーカメラを設置したスギ林道に夜な夜な現れる野ネズミ(ノネズミ)が興味深い行動を始めました。 

シーン1:11/14・午後19:40・(@0:00〜) 
林道をうろちょろ探索していた野ネズミが、目の前の落ち葉(の欠片?)を咥えて右に持ち去りました。 
食料としての価値はありませんから、貯食ではなく、おそらく巣材にするのでしょう。 
ということは、近くに巣穴があるはずです。 
他の季節では見られない行動なので、冬ごもりのための断熱材がたっぷり必要なのでしょう。
俄然、面白くなってきました。 


シーン2:11/14・午後19:57・(@0:18〜) 
約15分後に、野ネズミが再び登場。 
画面の下端で小さな落ち葉を拾うと、口に咥えて右に運んで行きました。 

林道上に積もっているのはスギの落ち葉がメインですが、ホオノキの大きな落ち葉も目立ちます。 
画面の左上の奥に自生するホオノキ(落葉性広葉樹)の大木から大量に落葉しているのです。 
ただし、ホオノキの落ち葉を丸ごと運ぶのは野ネズミにとって大き過ぎます。
野ネズミの巣材は落ち葉なら何でも良いという訳ではなく、かなり選り好みしている様子です。 
チクチクした肌触りのスギ(針葉樹)の落ち葉には目もくれません。


シーン3:11/15・午後17:00・(@0:38〜) 
日の入り時刻は午後16:31。 
翌日の日没後にも野ネズミが現れました。 
目的地を目指した素早い移動と異なり、ゆっくりしたランダムウォークで林道上を探索しています。 
画面の下で目の前の落ち葉から何かを咥え上げたものの、気に入らなかったようで、すぐに捨てました。 
前日と同じく巣材集めをしているようです。 





最後は何かに驚いたのか、慌てて林道を横切り、奥の下り斜面へ一目散に走り去りました。 

※ 映像が暗い場合には、動画編集時に自動色調補正を施しています。 



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