2021年12月下旬・午後13:10頃・くもり
広大な刈田の端に立つ電信柱の天辺にノスリ(Buteo japonicus)が止まっていました。
周囲を見渡して、刈田に潜んでいる野ネズミなどの獲物を眼光鋭く探しています。
ここはお気に入りの止まり木(止まり場)のひとつで、ノスリが止まっているのをよく見かけます。
初めは完全に後ろ姿で、私に気づいていないようです。
途中から横を向き、振り返って私に気づいたようです。
しばらくすると電柱の天辺で足踏みしながら向きを少し変え、白っぽい液状便を後方に放出しました。
脱糞シーンをまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
直後に等倍速でリプレイ。
排泄の瞬間、尾羽を上げるのでピンク色の総排出腔がよく見えました。
脱糞後は下げた尾羽を左右に振ります。
脱糞で体重を軽くしたので、じきに飛ぶだろうと予想できました。
電柱から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@1:42〜)
すると案の定、右に向きを変えてから電柱を蹴って右へ飛び去りました。
広げた翼の下面が白いことから、この猛禽はノスリと判明しました。
ノスリは少し飛んだだけで、近くの落葉したメタセコイア(=アケボノスギ)の梢に止まり直しました。
これほど細い枝先にも止まれるとは驚きです。
左隣のメタセコイア樹上の中程にカラスの古巣がありました。