2021年11月上旬・午後14:10頃・晴れ
川の対岸近くに突き出た岩場の周囲に白い鳥ばかり(白鳥および白鷺)が集結していました。
コハクチョウ(Cygnus columbianus bewickii)の群れは幼鳥1羽と成鳥5羽の計6羽で、川面に浮いたまま昼寝したり羽繕いしたりしています。
ダイサギ(Ardea alba)2羽が岩の上に乗って佇んでいます。
嬉しいことに、コサギ(Egretta garzetta)も1羽、混じっていました。
実はコサギを撮れたのはこれが初めてです。
普通種のはずなのに、私のフィールドでコサギを全く見かけないのは、かねがね不思議に思っていました。
これまで私が馴染みのある白鷺と言えば、なぜかダイサギばかりでした。
ダイサギとコサギが並ぶと、サイズの違いが際立ちます。
日差しがとても強く、動画に撮ると白い水鳥の群れが白飛びして見えます。
白鷺の混群(計3羽)と呼ぶにはあまりにもこじんまりした集まりです。
白鳥も一緒に集まっているのは、やはり「類(白色の鳥)は友を呼ぶ」のでしょうか。
有色のカモ類は同じ川でも別の場所に集結していました。
コハクチョウとダイサギがのんびり過ごしている中、コサギだけが浅い川の中を歩き回り、餌を探しています。
足の指が黄色いのがコサギの特徴です。
ダイサギが居座る岩場の周囲をゆっくりぐるっと一周してから、右(上流側)に離れて行きました。
しばらくするとコサギは岩場に戻って来て、空いている岩に跳び乗りました。
コサギは何度か水中に嘴を突っ込んだものの、残念ながら捕食シーンをしっかり観察することができませんでした。
(この川は獲物が乏しい印象です。)