2021年10月上旬〜中旬・夜
里山の水場を監視するために設置したトレイルカメラ(無人センサーカメラ)のレンズの前を夜になると頻繁に何か謎の生物が横切ります。
池の岸辺を夜な夜な歩き回るザトウムシ(種名不詳)の長い歩脚なのかと首をひねっていたら、遂にその正体が分かりました。
ノネズミ(野ネズミ;種名不詳)の長い髭や尻尾が写っていたのです。
3夜連続で撮れた暗視映像をまとめました。
シーン1:10/9 午後22:14
レンズの前の至近距離に登場し、シルエットからようやく野ネズミと分かりました。
ゴソゴソという地響きのような足音が大きく録音されていました。
池の此岸は崖になって、複数の横穴が開いていました。
後々分かってきたのですが、どうやらそこに野ネズミが巣穴を構えているようです。
シーン2:10/10 午後19:00
レンズのすぐ目の前を野ネズミが右往左往しています。
至近距離過ぎて、何をしているのかよく分かりません。
隠しカメラを仕込んでおいた崖の穴に入り込もうとしたものの、カメラが邪魔で退散したようです。
巣材の細長い草や枯枝を運び込んでいるような気もするのですけど、どうでしょう?
このアングルの撮影では野ネズミの全身像がほとんど写りません。
別アングルでトレイルカメラを仕込む必要がありそうです。
シーン3:10/11 午前0:55
遂に野ネズミの全身像が撮れました!
画面奥、池の右岸に注目して下さい。
草で覆われた右岸を野ネズミがチョロチョロと登り、奥の林道の方へ消えました。
暗視カメラの赤外線で目が白く光って見えます。
もし池畔に巣穴があるのなら、やがて外出から戻ってくるかと期待したのですが、帰巣シーンは撮れていませんでした。
野ネズミというのは総称です。
同一個体が繰り返し写っているのか、それとも複数個体が登場しているのか、分からないことばかりです。
トレイルカメラでいろんな動物が撮れるのは嬉しいのですけど、新たに勉強しなければいけないことが次々に増えて大変です(嬉しい悲鳴)。
つづく→