2021/12/03

ハクセキレイ♀が小川で探餌徘徊(冬の野鳥)

 

2021年1月中旬・午後15:25頃・晴れ 

街なかを流れるコンクリート護岸された小川(用水路)でハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens)が餌を探し歩いていました。 
丸くなった岩がゴロゴロ並んでいる上を伝い歩いています。 
餌が見つからなかったようで、川の中から飛び上がると岸に高く積まれた雪山の上に移動しました。 
更に飛び立つと鳴きながら♪こちらに向かって来ました。 
最後に飛び去る様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
鳴いた部分だけ音声を正規化して音量を上げています。

 

タヌキのうんちレストランに集まる虫たちの活動【10倍速映像】

 

2021年8月下旬・午後14:30〜15:00頃・晴れ 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が山道に残した溜め糞でリサイクル活動する昆虫たちを微速度撮影してみました。 
10倍速の早回し映像をご覧ください。 主に糞食性センチコガネPhelotrupes laevistriatus)の動向に注目しています。
関連記事(同日に撮影:等倍速映像)▶ タヌキの溜め糞を食べ下に潜り込むセンチコガネ
新鮮な獣糞を食べるセンチコガネがやがて画面の左下に移動しました。 
最後は糞と地面の間に潜り込みました。 
センチコガネは地中に穴を掘って糞の欠片を埋め、そこに産卵するのだそうです。
糞塊がときどきグラグラと勝手に動くのは、下に潜り込んでいる糞虫の仕業です。 
地殻変動しても、上にいる昆虫は無頓着でした。 
キンバエやニクバエの仲間はもちろん獣糞に集まる常連です。 

他には肉食性と思われるハネカクシも糞の内外を徘徊していました。
関連記事(同日に撮影)▶ タヌキの溜め糞で徘徊するアカバトガリオオズハネカクシ
大谷剛『昆虫―大きくなれない擬態者たち』という本によると、
 死体に集まるシデムシ、動物の糞に集まるセンチコガネ・マグソコガネ・ダイコクコガネなどの糞虫、両方にやってくるハネカクシやエンマムシなども、鞘翅があればこそ汚い粘つく汁の中を平気で動き回れるのである。鞘翅には多少粘つくものが付着しても飛ぶのに何の支障もない。(中略)死体・糞のニッチは甲虫の独壇場だ。(p80より引用)
この点は納得ですけど、鞘翅を持たない蟻(種名不詳の微小な赤アリ)もタヌキの溜め糞に群がっていました。 
アリは清潔好きだと思っていたので、かなり意外でした。 
おそらく体表に強力な抗菌加工が施されているのでしょう。 
微小な獲物を探しているのか、それとも糞に含まれる未消化の種子が目当てなのかな? 
アリの巣穴の真上にタヌキがたまたま排便したのでアリが右往左往しているという訳ではありません。 
というのも、タヌキの溜め糞は長期間同じ場所にあるからです。

こうして獣糞を日々食べて処理してくれる虫たちのおかげで、自然界は糞だらけにならずに済んでいるのです。(生物分解)
タヌキの溜め糞をめぐる生態系もなかなか面白いですね。
 

【追記】
溜め糞の横に生えていた白いキノコが気になり、写真に撮りました。
キノコについて何も知らないので、これから勉強しないといけません。
傘が完全に開いた様子を見れませんでした。
ナガエノスギタケだとしたら嬉しいのですが、どうでしょうか?
動物の排泄跡(溜め糞やトイレ)からアンモニアを分解して発生する、アンモニア菌というグループのキノコがいるそうです。





2021/12/02

交尾しながらホツツジに訪花するスズキハラボソツリアブ♀♂の連結飛翔【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年8月下旬・午後15:35頃・晴れ 

里山の尾根道沿いに咲いたホツツジの群落で多数のハラボソツリアブの仲間が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
互いに逆向きに腹端の交尾器を結合したまま♀♂ペアで飛び回り、♀が花蜜を吸っています。 
訪花中の♀♂ペアにズームインすると、触角全体が黒く、後脚の第1跗節の全体が黄色であることからニトベハラボソツリアブではなくスズキハラボソツリアブSystropus suzukii)と判明しました。 
 (跗節の脛節に繋がっている方から順に、第1跗節、第2跗節、…と呼びます。)
 
関連記事(9年前の撮影:220fps)▶ 交尾しながらホバリング飛行でリョウブに訪花吸蜜するスズキハラボソツリアブ【ハイスピード動画&HD動画】

♀は花に足を掛け、羽ばたきを止めて吸蜜しています。 
その一方で、逆向きの♂は休むことなくホバリング(停空飛翔)を続けています。 
ホバリング中の♂は長い後脚を垂らした姿勢で飛びますが、前脚および中脚は揃えてボクサーがファイティングポーズするように構え、前方に向けていました。 
ホバリングしている個体は、左右の複眼が中央で接していることから♂と分かります。 
(♀の顔を正面から見たことがありません)
交尾ペアで体格を比べると、やや♀>♂。 
♀の方が♂よりも脚や腹部がやや太い印象です。 

たまには役割を交代して♂が吸蜜することはないのかどうか、知りたいところです。 
♀が♂を常に引っ張って行く(リードする)「かかあ天下」というよりも、♀が産卵するまで浮気防止のために♂が自らの体を貞操帯として交尾を長引かせているのではないかと思います。(交尾後ガードの一種?) 
しかし私はハラボソツリアブ類の産卵シーンを未だ見たことがありません。 

ホツツジ訪花中の連結飛翔を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:40〜) 
飛翔中は前翅だけでなく小さな平均棍も上下に激しく動かしていました。 
連結飛翔中に主導権を握っているのは♀♂どちらなのでしょうか? 
直列という点では同じでも、トンボの♀♂ペアの連結飛翔(尾繋がり)よりも逆向きに繋がったハラボソツリアブの♀♂ペアの方が、意思の疎通が困難なはずです。 
吸蜜が終わりそうになった♀が腹端を上に軽く曲げて♂に合図してから飛び去るように見えました。 
あるいは逆に、♂が「おい、そろそろ行くぞ」と♀を急かす結果、吸蜜を切り上げて飛び去っているのかな? (どうやったらこの二択の問題を解明できるでしょう?※)

複数ペアを撮影。

※【追記】
スズキハラボソツリアブ♀が単独で訪花する際も、吸蜜が終わりそうになったら腹端を上に軽く曲げてから飛び立っていました。



この日は大小様々なハラボソツリアブをホツツジ群落で見かけました。
大型の個体同士が♀♂ペアを形成し、交尾しながら飛んでいました。 
一方、小型の個体は単独で活動しているのが興味深く思いました。 
小型の個体は別種(ニトベハラボソツリアブ?)なのかと思ったりしたのですけど、この日は証拠写真を撮れませんでした。 
♀♂ペア形成や交尾開始の様子を観察してみたいものです。
 

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