2020/12/11

倒立で体温調節するノシメトンボ♂(オベリスク姿勢)

 

2020年8月中旬・午後13:35頃・快晴 

某コンビニの駐車場にカフェラテの新商品を宣伝する幟(旗)が立っていて、支柱の天辺の白い横棒の先端に ノシメトンボ♂(Sympetrum infuscatum)が止まっていました。 
翅をしっかり下げて休んでいます。 
腹端を高々と持ち上げているのは、太陽の光に当たる体の面積を最小にするための体温調節行動です。(オベリスク姿勢) 
酷暑の夏が続きますが、炎天下でも体温の過熱を防ぐことができます。
路面に落ちた旗竿の影を見ると、天辺に止まったトンボの影は確かに点のように小さくて見えませんでした。 
これほど垂直に近い見事な逆立ち(オベリスク体勢)は珍しく、私もあまり見たことがありません。 
太陽が最も高く上がる時刻(南中時)にトンボをあまり観察してなかったのでしょう。

風向きが変わると風見鶏のように旗の向きがクルリと自然に変わります。 
トンボはそれでも逃げず、青空を背景に倒立したままバランスを取っていました。 
やや風が強くなると倒立の角度が浅くなりましたが、しばらくすると再び角度を上げました。 

赤外線式デジタル温度計で測ってみると、旗の黒い布地はなんと40.8℃の熱さでした。 
トンボが止まっている細くて白い棒は意外に低温で、17.3℃。 
白い物体は正しく検温できないのかな? 
物体の表面温度しか測れないので、気温は不明です。 
体感ではもちろん30℃を越えていました。 

頭部をグリグリ動かして辺りを油断なく見回していたノシメトンボ♂が急に飛び立ち、すぐに同じ場所に舞い戻って来ました。(@1:07) 
口をモグモグさせているので、空中での狩りに成功したようです。
 餌食となった小さな昆虫(獲物)の正体は不明です。

2020/12/10

オオイタドリの花蜜を吸うオオハラナガツチバチ♀

 

2020年8月下旬・午前9:15頃・晴れ 

堤防路沿いに咲いたオオイタドリの群落でオオハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris grossa matsumurai)が訪花していました。 
花穂の下面にしがみついて吸蜜しながら、ときどき激しく羽ばたいています。 
滑落しないようにバランスを保っているのでしょうか。 

同じ日に数キロ離れた別の場所(同じ流域)で雄蜂♂にも出会えました。 

早朝の河原で岩に止まり飛ぶカワセミ♂(野鳥)

 

2020年8月下旬・午前5:55頃・くもり
▼前回の記事 
朝一番に川の倒木に来たカワセミ♂(野鳥)
しばらくすると、河原の対岸で水際の石の上にカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)が乗っていました。 
翡翠色の羽根で有名なカワセミですが、腹面は茶色なので、こちらに正面を向けると河原では周囲の石に紛れて見事な保護色になっています。 

嶋田忠『カワセミ―青い鳥見つけた (日本の野鳥)』に書いてあったことを私も実感しました。
あんなにあざやかなカワセミも正面を向いたままでうごかないと、まわりの色にまぎれてめだたないんです。 (p8より引用)

撮影中はカメラのファインダーでカワセミの居場所がなかなか見つけられず、もたついてしまいました。  
ようやく私がカワセミ♂をカメラの画角に収めたときには、少し横の別の岩に移動していました。 
やや大き目の茶色くて丸い岩の上に乗って川面を見つめています。 
ときどき空を見上げているのは、飛来する別の鳥を見ているのでしょう。 

カワセミはもう少し高い止まり木から水中の魚を狙うのが普通なので、水辺でもこんなに低い岩に止まるのは珍しく思いました。 
今にも岩から川に飛び込んで魚を捕るのでは?…と期待していたら、なんと急に左へ飛び去ったカワセミ♂が川を渡って此岸の至近距離に止まってくれました。 
私が撮影用に張っていた迷彩ブラインドを怪しんで偵察に来たのかもしれません。 
すぐに右へ飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 


 

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