2018年11月下旬・午後16:21〜16:34(日の入り時刻は午後16:21)
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黄葉したイチョウ街路樹に塒入りするハクセキレイ♂♀の群れ(野鳥)
11日ぶりの定点観察にやって来ました。
ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)が夜の集団塒として利用していた街中のイチョウ並木は、黄葉した葉がほとんど散り終えた後でした。
歩道にはイチョウの黄色い落ち葉が敷き詰められています。
銀杏の実は落ちておらず、枝にも残っていないことから、やはり悪臭問題を気にして雄株しか植栽していないのでしょう。
遠くの山は初雪で冠雪しています。
ハクセキレイは落葉後も同じイチョウ並木に塒入りするのか、注目です。
鳥の塒入りに関する本を読むと、そのような写真が載っていたりするのですけど、雪が降らない暖かい地方の情報しかありません。
落葉後の枝に塒入りするのでは丸見えになりますし、雪国の厳しい風雪を凌げるとはとても思えず、留鳥のハクセキレイがどう対処するのか興味があるのです。
日没直後、いつものように大通り沿いの某商業施設の屋上や電線にハクセキレイが続々と集まってきました。
就塒前集合の始まりです。
屋上に登る外階段にハクセキレイが2、3羽、集まっています。
交通量が多くて騒音がうるさいのですが、耳を澄ますとハクセキレイが互いに鳴き交わしています。
ちなみに、撮影の合間に気温を測ると、
午後16:15に気温9.5℃、湿度42%。
午後16:32に気温8.8℃、湿度47%。
つづく→常緑樹シラカシに集団就塒
2018年10月中旬
農道沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でイチモンジセセリ(Parnara guttata)が訪花していました。
翅を半開きにしたまま吸蜜しています。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:21〜)
スローモーションで見ると、吸蜜後に口吻をゼンマイ状にクルクルと丸めながら収納する様子も面白いですね。
同一個体をしつこく追いかけて繰り返し撮影。
オオチャバネセセリと迷うのですが、イチモンジセセリですよね?
(参考:フィールドガイド『日本のチョウ』P304)
「イチモンジ」セセリなのに後翅裏面の斑紋がきれいな一列に並ばない個体もいるらしく、素人には悩ましいです。
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イチモンジセセリ?@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
2018年11月下旬
郊外の路上をハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が逃げて行きます。
左右の足を交互に前へ出すトコトコ歩き(ウォーキング)ではなく、2本足を揃えてピョンピョン跳ぶように移動していました。(ホッピング)
初めは墓地に居たので、お供え物を盗み食いしに来たのだろうか?と思ったのですけど、私がカメラを向けたら警戒して逃げてしまいました。
※ 道端のモザイクが思わせぶりですが、動画編集でモザイクを掛ける処理の練習をしてみただけで、深い意味はありません。
中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』によると、
カラスは、ウォーキングとホッピングの両方をこなすスーパーバードです。ブトとホソ両方がやりますが、テクテクと歩くのが得意なのは圧倒的にボソです。ピョンピョン跳びはねるのが得意なのがブトです。中でもブトの得意技は「横っ飛び」でしょう。ちなみに、歩くのが得意なボソは足が長く、ブトは短めです。 (p35より引用)
2種のカラスの足の長さが違うとは知りませんでした。
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ハシブトガラス(野鳥)@路上+ホッピング |