2019/04/28

ヤマノイモのむかごを収穫する



2018年10月下旬

野外でヤマノイモの蔓を探すと、大小様々のむかご(珠芽、肉芽)が多数実っていました。
場所によっては黄葉が進んでいたり、葉が枯れ始めたりしています。
葉をかき分けながら、ありがたく収穫させてもらいます。
とても手軽に採集できる秋の山菜です。

なぜか表面が非常に不規則(凸凹)なムカゴもありました。
味噌汁の具として茹でたり、米と一緒に炊くだけで美味しく食べられます。
庭や畑にむかごをそのまま撒くと、ヤマノイモが生えてくるのだそうです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。







ちなみに他の蔓植物としては、ヤブガラシ、ノブドウ、クズ、ツタ、ヘクソカズラが実をつけていました。






ヤマノイモ:むかご
ヤマノイモ:むかご
ヤマノイモ:むかご+黄葉
ヤマノイモ:むかご+黄葉
ヤマノイモ:むかご+黄葉
ヤマノイモ:むかご+黄葉

むかご飯


イモカタバミの花で吸蜜するキタキチョウ



2018年11月上旬

河原の土手に咲いたイモカタバミの群落でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。
翅をしっかり閉じて吸蜜します。
背後にはニセアカシアの河畔林が拡がっています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キタキチョウ@イモカタバミ訪花吸蜜

2019/04/27

河畔林の集団塒でダイサギ同士が小競り合い(野鳥)



2018年11月上旬・午後16:53〜17:01(日の入り時刻は午後16:39)

▼前回の記事

川の浅瀬に集まって休むカワウとダイサギの混群(野鳥)
川から飛び立つカワウの助走は両足跳び(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】

日没後に川の西岸の河畔林に行ってみると、樹上にカワウPhalacrocorax carbo hanedae)およびダイサギArdea alba)が次々に塒入りしていました。
先程まで(夕方に)この二種の水鳥が川の中に集まっていたのは就塒前集合だったと判明しました。

刻々と暗くなる河畔林の木に大型の美しい白鷺が止まると、まるで白い花が咲いたようです。
映像を見る限り、黒いカワウは木の天辺付近に陣取り、数の多いダイサギはそれより少し低い枝に止まって住み分けていました。
ただしこれは、撮影アングルを変えると塒内の分布が違って見えるかもしれません。
とにかく黒いカワウは樹上で見つけにくいのです。
私が下手に動くと警戒した鳥が塒から逃げ出してしまいそうで、撮影を始めたら完全に暗くなるまではその場から一歩も動けませんでした。

ダイサギがバサバサと飛来して枝に止まっても隣り合う個体同士で陣取り合戦があるようです。
翼を広げて軽く羽ばたきながら嘴で突つき合ったり、ギャーギャー♪鳴き叫んだり、小競り合いがあちこちで勃発しています。
ダイサギ同士が小競り合いの際に向かい合って首を上に真っ直ぐ伸ばすのは、体長を比べるための誇示行動なのかな?
嘴で相手を突く素振りをして牽制しています。
どうやら喧嘩の勝敗には先住者効果があるようで、後から来た新参者はたいていすぐに諦めて飛び去り、別な枝に移動します。
異種間の軽い小競り合い(カワウ対ダイサギ;烏鷺うろの争い)も稀に見られました。

実はアオサギの群れも同じ塒に飛来したのですが、カメラを構える私に目ざとく気づくと樹上に着陸せずそのまま飛び去りました。
アオサギは特に警戒心が強い印象を受けました。

やがて塒に落ち着くと各自が羽繕いしています。

カワウの塒を見つけたのは初めてで、とても嬉しい収穫でした。

塒として使われた落葉樹の種類を後日に調べると、左から順に、オニグルミ、ミズキ?、オニグルミでした。
樹木が野鳥のコロニーや塒に使われると、鳥が大量に排泄する糞で葉が汚れ、枯死してしまう被害が発生します。

川内博『大都会を生きる野鳥たち』によると、

戦後すぐくらいまでは、カワウの糞は良質の肥料としての価値が高く、巣やねぐらの下にわらやむしろを敷いたり、砂をまいて集められていたが、化学肥料の普及とともに顧みられなくなった。(p217より引用)
(鳥の)重い体と燐酸や窒素分の多い白い糞で植物は痛めつけられ、そのままでは多数の木々が枯れ、鴨場の周囲が荒れることは明らかであった。(p218より引用)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
(実際の現場はもっと暗く、手持ち夜景モードで撮影しました。)


つづく→カワウとダイサギが河畔林に塒入りするまでの一部始終:定点映像(野鳥)


カワウ+ダイサギ(野鳥)混群@集団塒:河畔林樹上
カワウ+ダイサギ(野鳥)混群@集団塒:河畔林樹上
ダイサギ(野鳥)群れ@集団塒:河畔林樹上

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