2013/10/02
タニウツギの葉を蚕食するオビガ(蛾)幼虫【微速度撮影】
2013年8月上旬
林道脇のタニウツギの潅木で葉裏にオビガ(Apha aequalis)の幼虫が止まっていました。
茶色の毛虫で白髪交じりの長毛でした。
葉裏に隠れながらタニウツギの葉をもりもりと食べています。
現場に三脚を立て、蚕食シーンを微速度撮影してみました。
遅ればせながら最近になって知ったのですが、私のカメラ(Panasonic LUMIX DMC-FZ200-K)をジオラマ・モードに切り替えて動画を撮ると、10倍速の早回し映像が簡単に撮れることが分かりました。
微速度撮影するには他にも幾つか方法があるのですが、一長一短です。
今回はジオラマモードを初めて試してみます。
最近はやりのチルトシフト処理を施しているようで、被写界深度が浅く画角の周囲に意図的なボケが強調されるのが難点です。
(余計なティルトシフト処理を外すオプションを付けて欲しいものです…。)
カメラの電池が切れるまで、ときどき撮影アングルを変えながら長撮りしました。
10倍速の早回しでは未だ物足りない結果だったので、動画編集ソフトで更にスピードアップした30倍速の映像をご覧下さい。
葉表から撮ると、毛虫の姿は隠れてほとんど見えません。
それでも虫食い跡がみるみる広がっていく様子が面白いですね。
オビガ幼虫は葉の縁に跨り、上半身を前進させながら食べ進みます。
途中で樹上を徘徊中のアリに攻撃され、しばらく擬死しました。
ほとぼりが冷めたら食事を再開。
初めは葉の主脈を食べ残していましたけど、最後はきれいに食べ尽くしました。
気持ちの良い食べっぷりです。
ちなみに↑こちらがオリジナルの10倍速映像です。(ブログ限定公開)
ときどき風で三脚が振動したり葉が揺れたりするので、動画編集時に手ブレ補正処理を施してあります。
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微速度撮影
ムラサキツメクサを訪花するトモンハナバチ♀の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】
2013年7月下旬
ムラサキツメクサの群落でトモンハナバチ♀(Anthidium septemspinosum)が訪花していました。
花から花へと飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
複数個体を撮影。
♀は主にクサフジの群落(パッチ)で訪花しているのですが、交尾目当ての♂がしつこく迫ってきます。
私の印象では、♂を相手にするのが面倒になったら♀は隣のムラサキツメクサ群落に移動してのんびり吸蜜するようです。
♂はなぜかムラサキツメクサの群落には行かないようで、そちらでは交尾シーンを見ていません。
(花蜜の豊富な?)クサフジのパッチを選んで♂が縄張りを張っているのかもしれません。
飛来したマメコガネとのニアミスも偶然撮れました。
通常のHD動画でも撮ってみました。
『完訳ファーブル昆虫記第4巻上』の第8章は植物の綿毛を集めて小部屋を造る(フランスの)モンハナバチの営巣習性を扱っていて、日本産トモンハナバチの参考になりそうです。
『花の虫さがし』p29によると、ムラサキツメクサの花で
蜜を吸いに来るハチの種類が、シロツメクサより少ないわけは、花の長さがシロツメクサより長いために、舌の短いハチでは、蜜が吸えないからです。
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訪花
2013/10/01
リョウブに訪花吸蜜するクマバチ♀
2013年8月上旬
山道沿いに生えたリョウブの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
リョウブの花の形状は盗蜜の必要がないようで、クマバチも正当訪花しています。
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