2012年6月上旬
峠道の両脇のモルタル吹き付けで保護された法面で野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが散開して遊んでいます。
鉄骨(落石防止柵)を法面に吊り下げて固定する太いワイヤーを激しく揺すったり斜面を走り回って威嚇誇示する個体が居ます。@1.43
切り立ったモルタル法面を遊動しながら疎らに生えた草を採食する(道草を食う)姿も観察出来ました。@2.40、7.06-7.31
@6.46に採食したのはクズの葉でしょうか?(タニウツギの葉?)
鉄骨に座ってのんびり寛いだり互いに毛繕いしている猿も居ます。
あちこちに猿が居て動くので目移りしてしまいます。
繰り返し鳴いているのはホオジロですかね?
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♂子猿の陰茎 |
ナミツチスガリ営巣の定点観察#2
2012年8月中旬
砂利道の林道で見つけたナミツチスガリ(Cerceris hortivaga)の集団営巣地で巣穴zを監視していると、蜂が外出から帰って来ました。
(帰巣シーンは撮り損ね。獲物搬入の有無は不明。)
帰宅したハチは巣の中から後ろ向きに脚で土砂を掻き出し、巣口を埋め戻して戸締りしました。
雨が降り出しハチの出入りも無くなったので、この日は観察を打ち切って帰りました。
定点観察に通ってみます→つづく:「ナミツチスガリ♀aの帰巣、一時閉鎖、出巣、定位飛行」
ツチスガリが巣の中で何をしているのか知りたいのですけど、「アリの巣観察キット」みたいな容器で飼育すれば営巣中の巣坑の断面を横から観察できるだろうか?
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閉鎖後の巣穴と一円玉 |
2012年4月下旬
アカマツの倒木にキジ♂(Phasianus versicolor)が登り、見晴らしの良い場所からしきりに縄張り宣言の鳴き声(母衣打ち)を上げています。
合間には羽繕い。
倒木と言っても斜めに立ち、高さも結構あります。
木から下りるときも、羽ばたいて飛び降りることはしないで歩いて慎重に下りました。
キジが木に登り降りする様子が面白いと思って記録しました。
同一個体の♂が母衣打ちする様子をハイスピード動画でも撮影しています。
関連記事→「キジ♂の母衣打ち【ハイスピード動画】」
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全景 |
【追記】
この倒木の隣には健康なアカマツの立木が2本あります。
垂直な幹や高い横枝にはキジは飛び上がれないようです。
『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p15によれば、キジ♂の「ケーン・ケーン」という2声を連続した鳴き声は
♂によって鳴き声は少しずつ違い、私たちでもなれれば鳴き声によって♂を区別することができる。