2011年9月下旬
シギゾウムシの仲間を初めて見つけました。
なんとも可愛らしいフォルムですね。
鼻高々でなぜか石碑の上をひたすら走り回っていました。
一体どこを目指しているのか、まさに堂々巡り。
映像をもう少しタイトに編集して「石の上にも3分」というタイトルにすればよかったかも。
撮影後に採集しました。
シギゾウムシ類も奥が深いようで、虫我像掲示板にて教えてもらったサイトで少し調べてもよく分かりませんでした(コナラシギゾウムシ? クリシギゾウムシ?)。
隣家の庭には若いクリの木が一本植えられており、更にその奥は雑木林です。
シギゾウムシの体長は長い口吻も含めるのだろうか?
写真鑑定で和名と性別が分かる方がいらっしゃいましたら是非教えてください。
♀が木の実に産卵するためのドリル工事も見てみたいですし、いつかドングリや栗の実を拾ってきて幼虫から飼育してみよう。
コカマキリ♀cの飼育記録
2011年9月下旬・夕方・室温23℃→22℃
前日、交尾中のコカマキリ♂♀ペアを採集してきました。
コカマキリ(Statilia maculata )♀cを広い飼育容器に移すと、早速夕方から卵鞘を泡立て始めました。
止り木として斜めに入れた割り箸に逆さまにぶら下がった状態で、置き石の平らな裏面に産み付けています。
プラスチックの容器越しで観察しにくいアングルですが、3秒間隔でインターバル撮影してみました。
照明の光が石の裏まで回るような工夫として、飼育容器の下に鏡を敷いてみました。
約2時間半でコカマキリ特有の形状をした小振りの美しい卵鞘が完成しました。
2011年9月下旬
水路沿いの鉄柵の下にぶら下がって交尾中のコカマキリを発見。
既に交尾器が結合した状態でマウントしています。
実はコカマキリの♂成虫をしっかり見るのはこれが初めてかもしれません。
♂♀共に褐色型ですが、♂の方が色が薄く体格差も歴然としています(♀>♂)。
夕方で暗くなってきたので、最後まで見届けようと交尾中のペアを採集して持ち帰りました。
♀cが動き回っても♂は結合したまま♀cにしがみ付き決して離れようとしません。
明るいところで結合部をじっくり接写。
♀cは二匹分の全体重を支えます。
暇な♀cは交尾中にのんびりお化粧しています。
進展が無いので油断していたら結合解消の瞬間を撮り損ねました。
開放的な場所で交尾させたせいか、♂は♀cに食われる(性的共食い)ことなく無事に別れました。
直後に羽ばたいて遠くに離れる♂を見ています。
♀よりもかなり小柄なので、背後からマウントに成功すれば♀の鎌が♂頭部にも届かない気がします。
もう二匹コカマキリ♀を飼っているので(♀a-L1と♀b)、順次ペアリングさせるべく♂を体力回復するまで隔離しておきます。
次回は出会いから交尾器結合に至るまでの過程(求愛?)を観察してみる予定です。