2024/07/13

アナグマ専用の溜め糞場を迂回し排尿マーキングするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年10月中旬

ニホンアナグマ♀♂(Meles anakuma) 1013+15+19 

シーン0:10/12・午後14:00(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
画面の中央に朽ち果てた切株があり、その手前に長年放置された古い手押し車の錆びたフレームを目印として、アナグマ専用の溜め糞場stmpがあります。 

近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)たちが通ってくる様子を以下にまとめました。 


シーン1:10/13・午前1:45(@0:03〜) 
深夜に奥にあるスギ大木の下で獣道の匂いを嗅いでから、排尿マーキングして行きました。 
片足を上げたことから、この個体は♂と分かります。 
以前、別アングルで設置したトレイルカメラで撮れていたのと同じ位置でマーキングしていました。 


シーン2:10/13・午前9:47(@0:27〜) 
同じ日の明るい朝に現れたタヌキがアナグマ専用の溜め糞stmpに近づくかと思いきや、向きを変えて獣道を右に引き返しました。 
涸れ水路に沿って左へ向かう際に立ち止まって身震いしました。 
口をパクパク動かしていたのは、何かを食べたのかな? 


シーン3:10/15・午後16:05(@1:02〜)日の入り時刻は午後17:05。 
2日後の夕方に登場したタヌキは、アナグマ専用の溜め糞stmpを横目に見つつ、ゆっくり手前に通り過ぎました。 


シーン4:10/19・午前4:16(@1:16〜) 
4日後の未明に2頭のタヌキが前後してやって来ました。 
♀♂ペアと思われます。 
先行個体は奥の獣道を辿って行きました。 
後続個体は、アナグマ専用の溜め糞場stmpの手前で立ち止まると、右へ迂回しました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
ここは獣道の交差点になっていることがおぼろげに見えてきました。 
アナグマ専用の溜め糞場stmpでタヌキは決して排便しません。 
用を足したいタヌキは、ここから約3〜4m離れたタヌキ専用の溜め糞場wbcでやります。 



タケリタケを見つけた!【キノコ】

 

2023年9月下旬・午後12:30頃・くもり 

里山で雑木林を抜ける細い山道の横、コケの生えた所から真っ白な男根状のキノコが2本にょっきり伸びていました。 
採寸する代わりに右手を添えてみます。 
キノコに疎い私はてっきり未熟なスッポンタケかと思ったのですが、粘液は分泌されておらず、表面は乾いていました。 
私の鼻では無臭で、ハエなども集まってきていませんでした。

立派な方をGoogleレンズで画像検索してみたら、タケリタケHypomyces hyalinus)と判明しました。 
手元にあるキノコ図鑑には載ってない種類なのですが、他のキノコに寄生して成長するボタンタケ科ヒポミケス属のキノコらしい。 
もう1本の小さな赤みのあるキノコの画像で検索すると、ベニイグチがヒットしました。 
画像検索がどれだけ当てになるか分かりませんが、オニイグチ科のベニイグチを宿主として寄生したタケリタケが育ったのでしょうか? 
しかし、今回見つけたキノコの形状はテングタケ類を宿主とした場合の「タケリタケ(猛り茸)」と似ています。 

成長過程を微速度撮影してみたくなり、トレイルカメラを設置しようか迷いました。 
しかし、ここは登山客が往来する山道なので諦めました。 
こういうときに、興味があるキノコを周囲の土ごと掘り返して別な場所に移植しても、上手く育つのでしょうか? 
やってみたことはないのですが、土壌環境や微気象が変わると菌糸の本体が弱ってしまう気がします。 


【アフィリエイト】 
きのこの教科書 観察と種同定の入門
15cm定規を並べて置く
全景

2024/07/12

アナグマの旧営巣地に足繁く通い、後足で立ち上がって警戒するホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年10月中旬〜下旬 

シーン0:10/12・午後14:38・晴れ・気温28℃(@0:00〜) 
シーン0:10/12・午後16:59・晴れ 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
ニホンアナグマMeles anakuma)家族が転出後の旧営巣地(セット)を新旧2代の自動センサーカメラで見張っています。 
この時期はなぜかホンドテンMartes melampus melampus)の登場頻度が上がりました。


シーン1:10/16・午後23:40(@0:08〜) 
深夜に右奥の暗い二次林内をテンと思しき野生動物が右に行く姿が撮れていました。 


シーン2:10/17・午後17:06(@0:17〜)日の入り時刻は午後17:03。 
翌日の日没直後にホンドタヌキと入れ替わるように、左からテンが登場し、アナグマの空き巣の入口Lを覗き込んでいました。 
赤外線の暗視映像では真っ白な毛皮に見えます。 
早くも冬毛に換毛したのかな?  
自然光下で実際の色を見たいものです。 

右へ少し移動してから後足ですっくと立ち上がりました。
遠くまで見通せるように見事な直立姿勢で警戒しています。(@0:29〜) 
直前に立ち去ったタヌキの行方を見ているのかもしれません。 
その後は右下手前へ立ち去りました。 


シーン3:10/17・午後17:09(@0:43〜) 
しばらくすると、画面の左上奥(常緑灌木ヒメアオキの茂みの奥)をテンが軽快に右へ駆け抜けて行きました。 


シーン4:10/17・午後18:11・気温14℃(@0:59〜) 
約1時間後に再び戻ってきたホンドテンがアナグマの巣口Lの横を素通りし、手前に向かって元気に駆けて行きます。 
カメラに向かってくるテンの疾走シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:06〜) 


シーン5:10/17・午後18:11(@1:15〜) 
別アングルで設置した広角の監視映像で続きが撮れていました。 
対面のミズキ立木に固定したトレイルカメラの赤外線LEDが煌々と点灯しています。 
奥の二次林内を右から左へテンが走って横切りました。 


シーン6:10/26・午後22:32(@1:27〜) 
9日後の晩遅く、画面の右端に居たテンが右へ立ち去りました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ランダムに記事を読む

  • 春の里山で深夜に2羽のニホンノウサギが出会うと…【トレイルカメラ:暗視映像】31/10/2023 - 0 Comments
  • 羽化直後のドロバチヤドリニクバエが翅を伸ばす【微速度撮影case2-3】19/06/2012 - 0 Comments
  • キイロスズメバチ♀の身繕い02/02/2011 - 0 Comments
  • ナワシロイチゴの花蜜を吸うダイミョウキマダラハナバチ♀02/02/2018 - 0 Comments
  • ノシメマダラメイガ(蛾)の求愛行動【ハイスピード動画】07/06/2015 - 0 Comments