2020/09/26

マツバギクの花で採餌するセイヨウミツバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年7月中旬・午後17:10頃・くもり

市街地の歩道や街路樹の下に点々と作られた小さな花壇でマツバギクの花が一面に咲いていました。
そこでセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が羽音を響かせながら訪花していました。
吸蜜して回る蜂の後脚に注目すると、初めは空荷だった花粉籠に黄土色の花粉団子が次第に溜まってきます。
横の車道は交通量が結構多いので、車が通る度に突風(乱気流)に吹き飛ばされるようにミツバチが逃げてしまい、撮影に手間取りました。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:19〜)
次の花へ向かって飛びながら、空中で後脚を擦り合わせていました。(@1:33)




カワラスズ♀の身繕い



2020年7月中旬・午後15:35頃・くもり

河川敷の舗装路で小さなコオロギのような見慣れない虫を見つけました。
マクロレンズを装着して接写してみると、カワラスズ♀(Dianemobius furumagiensis)という初物でした。
短翅なのは未だ幼虫だから?と思ったりしたのですが、腹端に赤褐色の産卵管が真っ直ぐに伸びているので♀成虫ですね。

水たまりの横の濡れた路面で立ち止まり、身繕いを始めました。
左の触角を口で掃除したり、右前脚で顔を拭ったりしています。
跳躍シーンを撮りたかったのに、私がちょっと目を離した隙にカワラスズ♀は草むらに逃げ込んでしまいました。


『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』でカワラスズを調べると

マダラスズに似るが、やや大きく、翅の基部が白い。(中略)礫の積み重なったところにすみ、河川の中流の河原や鉄道の線路敷石の間にいる。チリチリチリ…と鳴く。秋に成虫。本州、四国、九州に分布する。(p293より引用)

この時期に成虫が見られるのは早いのでしょうか?
中流域に生息するとのことですが、撮影現場は確かに上流が中流に移行する場所です。
これまで川沿いで出会った様々な昆虫や水鳥の生息状況を総合的に思い返してみても、確かに上流域を好む種類と中流域を好む種類の両方が見られます。




2020/09/25

ヒヨドリバナの花蜜を吸うアトボシキタドロバチ?



2020年7月中旬・午後15:30頃・くもり

河原のヨシ原に混じって咲いているヒヨドリバナの小群落で見慣れない謎の狩蜂が訪花していました。
スズバチにしては、斑紋がオレンジ色ではなく黄色です。
脚(脛節、跗節)も黄色でした。
顔を正面から見せてくれず、性別不明です。
吸蜜後は触角を前脚で撫でてからすぐに飛び去ってしまいました。
一瞬の出会いを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

アトボシキタドロバチ本土亜種(Allodynerus delphinalis delphinalis)と似ていると思うのですが、どうでしょうか?

足の色が決定的に違います。性差なのかな?


▼関連記事(7年前の撮影)
ハナトラノオの花蜜を吸うアトボシキタドロバチ♀

一緒に訪花していたもう1匹、別種の小型の狩蜂も撮影アングルがいまいちで特徴を捉え切れず、名前が分かりません。




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