2020/08/15

シロツメクサの花蜜を吸うヤマトツヤハナバチ♀



2020年5月下旬・午後13:40頃

平地の原っぱに咲いたシロツメクサの群落で、最近お気に入りのヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)が訪花していました。

正当訪花でシロツメクサの細長い花筒に長い舌を差し込んで吸蜜する様子をマクロレンズで接写してみました。
後脚の 花粉籠 スコパ(花粉採集毛)は空荷でした。
マメ科のシロツメクサを接写すると、小さな蝶形花の丸い(球状の)集合体であることがよく分かります。
最後に花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

この原っぱにはルピナス(=ノボリフジ)の大群落が咲き乱れていて、この日もツヤハナバチ♀はせっせとルピナスの花粉を集めていました。
ルピナスでの集粉が一段落するとヤマトツヤハナバチ♀は同じ原っぱに咲くシロツメクサに切り替えて吸蜜に専念する、というように訪花する植物を使い分けているのだとすれば、興味深いところです。
同じ原っぱでも下層にシロツメクサの花が咲き、上層では丈の高いルピナスが咲いている、というようにマメ科植物の花もニッチを上下に棲み分けています。


庭でご飯粒を食べるスズメ(野鳥)



2020年5月下旬・午後13:55頃・晴れ

郊外の住宅地に飛来した1羽のスズメPasser montanus)成鳥が家と家の間の地面で何か白くて丸い塊を繰り返し喋んでいました。
転がったり辺りに飛び散ったりした白い粒を追いかけて丹念に採食しています。
なぜか完食せずに飛び去りました。
もう満腹したのなら、スズメはずいぶん少食ですね。

急いで裏庭を現場検証すると、砂利の固い地面に雑草が疎らに生えていました。
気になるメニューは、小さなオニギリのような、白米を炊いたご飯粒の塊でした。
生ゴミの残飯を目ざとく見つけて持ってきたのかな?
誰か近所の住人がスズメに給餌しているのかもしれません。
撮影中の私は、キク科植物の白い綿毛の種子を食べているように勘違いしたのですけど、大外れでした。




2020/08/14

ハクウンボクの花で採餌するセイヨウミツバチ♀



2020年5月下旬・午後12:50頃・くもり

平地の街路樹として植栽された木にエゴノキの花のような白い花が下向きに咲いていました。
しかし葉の形がエゴノキとは違います。
庭木の図鑑で調べてみると、ハクウンボク(別名オオバジシャ)という耳慣れない樹木でした。
エゴノキの花と似ていたのも当然で、同じエゴノキ科エゴノキ属なのだそうです。
花の芳香はなんとも形容し難い独特な和の香り?で、個人的にあまり好みの匂いではありませんでした。
イチョウやケヤキの並木道に1本だけ唐突に現れ、異彩を放っています。
散った花(落花)が歩道に散乱していました。

ハクウンボクの総状花序に複数のセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀がせっせと訪花していました。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。
雄しべの束の根元に潜り込んで吸蜜し、体に付着した花粉を巣に持ち帰るようです。
必ずしも雄しべに花粉がたっぷり残った花を選んで訪花している訳ではなく、おそらく花蜜が目当てなのでしょう。

風が吹いて絶え間なく枝が揺れるので、小さな虫を撮影するには悪条件でストレスの溜まる日でした。
(風揺れのせいで、被写体に思い切ってズームインできません。)
複数個体を撮影。


セイヨウミツバチ♀@ハクウンボク訪花採餌

ハクウンボク:花
ハクウンボク:葉
ハクウンボク:幹
ハクウンボク落花@歩道

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