2024/10/24

家庭菜園を守る鳥よけの風車(空缶やペットボトルを再利用して自作)

 

2023年5月中旬・午後・晴れ(やや風が強い) 

種まきが終わったばかりの家庭菜園に自作の風車を設置した例をあちこちで見かけました。 
畑に蒔いたばかりの種子や芽生えを鳥に食害されないように、風車でおどかしているのでしょう。 
鳥害対策グッズとして既成品の風車がホームセンターなどで色々と販売されています。

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最近ではペットボトルやアルミ缶を再利用して鳥よけ風車を自作するのが流行っているようです。 
小中学生がSDGsや図工の授業で工作したのかな? 
空缶やボトルの側面に羽根の形に切れ込みを何本も入れて外側に折り曲げ、風車にしています。 

自作した素朴な風車でも、強い風が吹くとカラカラ♪と音を立てながら勢い良く回ります。 
風力発電用の風車なら軸受にベアリングを使って無駄な摩擦を減らし、無音で回るように作るべきです。 
しかし鳥を畑から追い払うのが目的なら、回転しながら音が鳴る方がむしろ好都合です。 

銀色のメタリック素材がピカピカ反射する風車は、ビール?を飲んだ後のアルミ缶を切り開いて風車を自作したようです。 
風車の羽根が16枚もある力作です。 
回転しながら眩しい反射が点滅するので、これが一番鳥よけ効果がありそうです。 

風向きが変わっても風見鶏のように自然に対応できるタイプのペットボトル風車も見かけました。 
多少歪な羽根でも風が吹けば意外によく回ります。 

実は風車の結構近くまでスズメの群れが来ていたのですけど、その様子を動画に撮る前に車が通りかかってスズメは逃げてしまいました。 
野鳥はいずれ風車の存在に慣れてしまうはずですが、野菜の種子が無事に芽生えるまでの短い期間だけでも鳥よけ効果があれば充分なのでしょう。 
次は鳥よけネットや寒冷紗などを畑に被せて、作物を鳥害から守ります。


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2024/10/23

初冬の水場で餌を探すホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月中旬・午後23:35頃 

山中の水場で深夜にホンドテンMartes melampus melampus)が来ていました。 
水際まで来ていたのに、水を飲んだり浴びたりせずに、すぐ陸地に戻って奥の林道へ向かいました。 
池にいるカエルを狩ろうと狙っていたのかもしれません。 

テンは、前日に登場したニホンイタチよりも体が大きいです。 
赤外線の暗視映像では白黒なので、テンの冬毛の美しさが堪能できません。 


つづく→

タヌキの溜め糞にガガンボが産卵?

 

2023年12月上旬・午前10:50頃・くもり 

里山のスギ林道に残されたホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場を定点観察しています。 
今回は新鮮な糞塊が残されていました。 

1匹のガガンボ(種名不詳)がタヌキの糞の上を歩いて横切っていました。 
後半は立ち止まって何かしています。 
林道を歩いていたガガンボが溜め糞場にたまたま通りかかったのではなく、明らかに獣糞に誘引されて来たようです。 
背側を見下ろすアングルでは産卵しているのか吸汁なのか、見分けられません。 
口器が退化しているように見えるので、吸汁ではなく産卵行動ではないかと思います。 
そもそも私にはガガンボの性別を外見から見分けられません。 
触角や腹端の形状などから性別を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。 

撮影アングルを変えてガガンボを側面からも撮りたかったのですが、カメラの電池が切れてしまい残念無念…。 
私がカメラの電池を慌てて交換している間に、ガガンボは逃げてしまいました。 
動画を優先したので、同定用の高画質写真も撮れませんでした。 

冬に観察したフユユスリカ?とは明らかに別種でした。 

関連記事(1年前の撮影)▶  


余談ですが、今回タヌキの溜め糞場sで撮った隣の糞塊の写真をよく見ると、茶色い未消化物が大量に含まれていました。
もしこれがナツメの果皮だとすると、山のタヌキが里まで降りてきて庭木の下でナツメの落果をたらふく食べたことになります。
正式にはタヌキの糞分析をして、ナツメの種子が含まれていることを確かめる必要があります。
ナツメは日本の在来種ではありませんから、山中でナツメの木を見かけるようになったら、タヌキなどの野生動物が種子散布した結果ということになります。

関連記事(同時期に別の地点の溜め糞場で撮影)▶ ナツメの種子散布者としてのホンドタヌキ


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こっちの糞塊にはナツメの果皮が未消化のまま含まれている?

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