2024/05/28

ホンドタヌキの幼獣同士で追いかけっこ遊び【トレイルカメラ】

 



2023年9月上旬 

遊びたい盛りで元気のあり余ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)幼獣2頭が昼間にはしゃいで追いかけっこをして遊ぶシーンをまとめました。 


シーン0:8/25(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
ニホンアナグマ♀♂(Meles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地(セット)を新旧2台の自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:9/4・午後14:49(@0:08〜) 
右から来た1頭のタヌキ幼獣がアナグマの巣口Rの匂いを嗅いでから、左へ走り去りました。


シーン2:9/4・午後14:50・くもり・気温25℃(@0:25〜) 
続きが別アングルの監視カメラに写っていました。 
先行個体aが獣道を右上奥へ走り去ってから、すぐに後続個体bが全力疾走で追いかけて行きます。 
a?がセットに駆け戻ってきてから、bを追いかけて獣道を引き返しました。 


シーン3:9/4・午後15:12(@0:40〜) 
1頭の幼獣が左から走って登場したのに、トレイルカメラの起動が間に合わなかったようです。 
右へ走り去ると、左から後続個体が追いかけて来ました。 
その後もセットを元気に右往左往しています。 


シーン4:9/5・午後13:19(@0:56〜) 
翌日も午後に幼獣がセットの左エリアに来ていました。 
二次林内をうろついていると、もう1頭が現れて、追いかけっこが勃発しました。 


シーン5:9/5・午後13:20・気温28℃(@1:33〜) 
追いかけっこしながら2頭のタヌキ幼獣がアナグマの巣口Lの横を通り過ぎ、獣道を右上奥へ走り去りました。 


シーン5:9/5・午後13:22・気温30℃(@1:45〜) 
約1分半後に、戻ってきたタヌキ幼獣1頭がアナグマの巣口Lの窪みに駆け込んでいました。 
巣穴の中には入らず、追いかけてきた個体と一緒に獣道を右上奥へ走り去りました。 

毛皮の色の濃淡が違う2頭でした。 
体格差もあったので、もしかすると幼獣の兄弟姉妹ではなく親子なのでしょうか? 
タヌキの成獣は追いかけっこのような幼稚な遊びに付き合ったりしないと思っていたので、意外です。 
あるいは、幼獣の兄弟姉妹の間で体格に性差が出始めたのかもしれません。


シーン6:9/5・午後17:00(@2:09〜) 
夕方にまた現れました。 
アナグマの巣口Rの匂いを嗅いでからピョンと左へ跳び超えました。 
セットを徘徊してから、猛スピードで走って右往左往しています。 
追いかけっこ遊びの相手が写ってないので、独り遊びかもしれません。 


シーン7:9/5・午後17:01・気温26℃(@2:40〜) 
続きが別アングルの監視カメラに写っていました。 
こっちの映像には2頭のタヌキが写っていました。 
左から来てアナグマの巣口Lの匂いを嗅ぐと、追いかけっこ遊びが始まりました。 

戻ってきた1頭がアナグマの巣口Lに何度も戻ってきて顔を突っ込んだりして、何か虫を捕食したようです。(@3:12〜) 
遊び相手が戻ってくると、慌てて右へ逃げていきました。
それをもう1頭が追いかけます。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



枯木の蔓を登り化粧するヤハズカミキリ♀

 

2023年8月下旬・午後14:05頃・晴れ 

平地の二次林で枯れかけの灌木(樹種不明:ミズキ? オニグルミ?)に巻き付いた木質の太い蔓(種類不明:フジ? ツルウメモドキ?)に見慣れないカミキリムシが止まっていました。 
図鑑で調べてみると、ヤハズカミキリ♀(Uraecha bimaculata bimaculata)と判明。 
コブヤハズカミキリとは全くの別種らしいのに、紛らわしい名前です。 
図鑑の記述を読むと、ここでヤハズカミキリを発見できた理由も納得しました。
平地から山地に生息し、雑木林や河畔林などで普通に見られる。成虫は6〜8月に出現し、枯れ葉を後食する。昼間、折れてぶら下がった枝に付いた枯れ葉の中によく潜んでいる。 ホスト:各種広葉樹の枯れ枝 (『新カミキリムシハンドブック』p85より引用)

 

新しい枯れ葉や枯れ枝によく集まり、昼間は枯れ葉の丸まった中に潜んでいることが多い。またそのような枯れ葉を成虫は食べる[3]。 (wikipedia:ヤハズカミキリより引用)
私がレンズを近づけて接写しても、初めは無反応でした。 
側面から見ても腹端の産卵管を伸ばしていないので、産卵行動ではなさそうです。 

やがて警戒を解くと、長い触角を左右にゆっくり振り立てて、太い蔓を伝って登り始めました。 
立木の幹には移らず、木質の蔓を上に登り続けます。 

蔓の途中で立ち止まると、身繕いを始めました。 
左の前脚と中脚同士で擦り合ったり、触角を左脚で拭ったりしています。 
このとき、左上に丸まった枯れ葉(オニグルミ?)が見えますが、その中に潜り込むことはありませんでした。 

化粧が済むと、再び木登りを再開。 
翅を広げて飛び立つかと期待したのですが、ひたすら上に登っていきます。 
 手の届かない高所に登ってしまう前に捕獲しようと私が手を伸ばしたら、身の危険を感じたヤハズカミキリ♀は死んだふり(擬死)して地面に落ちました。 
擬死落下のシーンを撮れてないのが残念です。 
焦げ茶色の目立たない保護色なので、林床で見失ってしまいました。 
捕虫網の代わりに帽子などを広げて下で受け止めるべきでしたね。 


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2024/05/27

溜め糞場を素通りして昼間にスギ防風林を駆け抜けるニホンアナグマ【トレイルカメラ】

 



2023年9月上旬 

シーン1:8/26・午前7:02・晴れ(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
画面の中央に長年放置された古い手押し車の錆びたフレームを目印として、ニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあります。 


シーン2:9/3・午前11:27・晴れ(@0:03〜) 
1頭のアナグマが溜め糞場には立ち寄らず、日中のスギ防風林を元気に駆け抜けました。 
単独個体ではなく、おそらく先行個体の通過を撮り損ねた直後にトレイルカメラが遅れて起動したものと推測しています。 
後続個体の短い登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

成獣か幼獣か、私には見分けられません。 
成獣♂でないことは確かです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



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