2021/05/20

電線とカキノキを飛んで往復するツグミ♀♂(冬の野鳥)

 

2021年1月下旬・午後13:50頃・くもり
前回の記事:▶ ヤドリギに寄生された桜の木に来たツグミ(冬の野鳥)
郊外の電線に止まっていたツグミTurdus eunomus)が飛び立つと、雪原を飛び越えて民家の庭木に止まり直しました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、電線から飛び去った直後に後ろから別個体が追いかけて来ていることが分かりました。 
この2羽は♀♂つがいなのでしょうか? 

逆光で庭木(落葉樹)の樹種がよく分からないのですが、枝に熟柿らしき物が残っているので、おそらくカキノキではないかと思います。 
果実の採食シーンが見れるかと期待したものの、2羽のツグミは残念ながらすぐにまた飛んで電線に戻ってしまいました。 

私が近づいて電線の下から見上げるように撮影しても、ツグミは逃げませんでした。 
厳冬期の食料源として熟果がついたカキノキと、ヤドリギが寄生した桜の老木を含んだエリアをツグミ♀♂は縄張りをしているようです。 
同じく果物好きなヒヨドリと餌場を巡る縄張り争いをしていることが予想されます。
ツグミがヤドリギに戻るまで見届けたかったのですが、私は寒さで尿意を我慢できずに撮影を切り上げました。

 

2021/05/19

冠雪した桜樹上に貯食しておいた餌を掘り出して食べるハシボソガラス(冬の野鳥)

 

2021年2月下旬・午後16:15頃・晴れ 

結氷した池の畔に立つ桜の大木(おそらくソメイヨシノ)に雪が積もってすっかり雪化粧していました。 
冠雪した樹冠に止まったハシボソガラスCorvus corone)が嘴で除雪しています。 
雪そのものを食べているのではありません。 
新雪に嘴を刺してから横に払い除け、何かを掘り起こそうとしているようです。 
しかし、ハシボソガラスの細い嘴ではいかにも効率が悪そうです。 

何をしているのか気になって動画の撮影を続けると、雪に埋もれていた食物を掘り出してその場で食べました。 
食物は茶色と白で、なんとなくパンの塊のように見えます。 
柔らかそうなので、凍ってはいないようです。 
どうやら天然の冷蔵庫(雪室ゆきむろ)に貯食物を隠しておいたようです。 
厳冬期の桜の枝は落葉していて冬芽しかありません。 
他には桜の樹上に生えたキノコを採食したという可能性も考えられますが、映像を見る限り、貯食していたパンだと私は思います。 

食後のハシボソガラスはすぐに飛び立つと、池を飛び越えて近くの電柱の天辺に止まり直しました。 
濡れた嘴を足元の水平アルミ支柱で拭うと、最後は少量の白い固形糞をポトリと排泄。 

カラスが余った餌を隠す貯食シーンは何度か観察したことがあるものの、記憶しておいた貯食場所から再び餌を取り出して食べるシーンは初めて見れて興奮しました。

オトコエシの花で身繕いするツヤハナバチの一種♀

 

2020年9月上旬・午前8:00頃・晴れ


里山で峠道の横に咲いたオトコエシの群落で訪花していたツヤハナバチの一種♀が採餌の合間に身繕いを始めました。 
化粧行動をマクロレンズで接写してみます。 
まるでアッカンベーしているように、黒くて(焦げ茶色)長い口吻を伸縮させながら、長々と身繕いしています。 

私がこれまで見慣れていたヤマトツヤハナバチとは異なり、頭楯が真っ黒で斑紋がほとんど無かったので別種のようです。 
後脚の花粉籠は全く空荷でした。 
雄蜂♂なのかな?と思い『日本産ハナバチ図鑑』で調べてみても、採集して標本を精査しないと難しそうです。 
ヤマトやキオビでないとすると、脚の色では性別を判定できないらしい。 
♂なら頭楯に斑紋があるはずです。

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