2021/01/21

ハチミツソウの花から飛び立つクロホシフタオ(蛾)【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年9月下旬・午前9:20頃・晴れ 

農業用水路沿いに咲いたハチミツソウ(別名ハネミギク)の群落で見慣れない蛾が訪花していました。 
よく見ると舌状花の花弁に乗ってるだけで、吸蜜はしていません。 
翅を広げて花にペタンと止まっています。 
触角は前翅の下にたくし込み、寝ているのかな? 
後翅が短い尾状突起のように2本ギザギザに尖っています。 
てっきりエダシャク(シャクガ科)の仲間かと思って探し回っても名前が分からず、ようやくツバメガ科のフタオガの仲間と判明しました。 
クロホシフタオDysaethria moza)ですかね? 

最後は飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:27〜) 
蛾の翅に軽く触れてもなかなか逃げませんでした。 
ようやく準備運動なしに羽ばたいて飛び去りました。
▼関連記事(7年前の撮影) 
飛べ!フタオガsp【蛾:ハイスピード動画】
もしかすると羽化(翅伸展)直後の個体だったのかもしれない、と思いついたものの、フタオガの仲間でキク科植物を食草とするものは知られていないようです。


【追記】
いつもお世話になっている新・蛾像掲示板にて問い合わせたところ、焼飯さんにクロホシフタオと確認していただきました。

2021/01/20

朝の溜池で獲物を捕食するダイサギ(野鳥)

 

 2020年9月下旬・午前8:50頃・くもり
▼前回の記事 
ダイサギ(野鳥)が池の護岸に片足立ちで羽繕い
溜池のコンクリート護岸で羽繕いしていたダイサギArdea alba)が軽く欠伸をすると、翼をばたつかせながら両足立ちになりました。 
そして階段を下りて慎重に入水。 

浅瀬を岸に沿って歩くと水面に波紋が広がります。 
ときどきダイサギは小さな餌を啄んでいます。 
後ろ姿では獲物の正体がよく見えませんが、水生昆虫か小魚を捕食しているようです。 
今回は足踏み追い出し漁をやりませんでした。(個体差?) 
嘴を水中に半分つっこんだまま静止し、獲物を狙うことがありました。 
これは初めて見る探餌法です。 
池の中を歩きながらバランスを崩しかけたときは、翼を大きく広げて立て直しました。 
ヨシ原の茂みの手前まで来ると、池の中で佇み、ヨシ群落の根元で獲物を狙っています。

 

ヒナタイノコヅチの穂先から飛び立つ朝寝坊のヤマトシジミ♀【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年9月下旬・午前8:40頃・くもり 

道端の原っぱでヤマトシジミ♀(Zizeeria maha)がヒナタイノコヅチの穂先の天辺に止まっていました。 
穂先の天辺で翅をしっかり閉じて静止しています。 
カメラのレンズを近づけても逃げようとしません。 
もしかすると、ここが夜のねぐらで未だ寝ているのかもしれません。 
腹部が太いので♀ではないかと予想しました。 
右手の人差し指でヤマトシジミ♀の翅に繰り返し触れてもすぐには飛びませんでした。
ようやく覚醒した蝶が寝ぼけながらもその場で足踏みしてバランスを保っています。 

最後に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:32〜) 
羽ばたいた際に見えた翅表が全体に黒っぽかったので♀と確定。 
羽ばたくと言っても、ほとんど落ちるように飛び去りました。 
更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
▼関連記事(1年前の撮影) 
ニラの花蜜を吸うヤマトシジミ♂【HD動画&ハイスピード動画】 
ヤマトシジミ♂の飛翔【HD動画&ハイスピード動画】

横着な私は知らない植物を見つけても、何か虫との関わりでブログのネタにしないと名前を調べる気になりません。
今回はそれが目的で動画に撮りました。 
おかげでヒナタイノコヅチと知りました。

ランダムに記事を読む