2020/11/12

飼育下で折り紙の上を徘徊するヤマトシミ【暗視映像】

2020年7月下旬 

▼関連記事(4年前の撮影) 
部屋の壁を登って隙間に隠れるヤマトシミ【暗視映像】


室内の剥がれかけた古い壁紙を夜な夜な徘徊するヤマトシミCtenolepisma villosa)の捕獲にようやく成功し、飼い始めました。 

プラスチックの円筒容器(直径7.5cm、深さ8cm)に閉じ込め、隠れ家として折り畳んだコピー用紙を入れておきました。 
容器の蓋に空気穴を開けておきます。


 

2020年8月上旬・午後21:40頃・室温31.3℃・湿度58%  

捕獲から2週間が経ち、新しい環境にも慣れてくれたようです。 
どうやら夜行性らしく、明るい昼間は紙片の隙間に隠れています。 
暗くなると活発になります。 
撮影のために室内を消灯し、赤外線の暗視カメラでヤマトシミの徘徊運動を記録してみました。 
長い触角で周囲を探りながら素早く這い回ります。 
「紙魚」と名付けたのは上手いですね。
実際はじっと静止して休んでいる時間も長いのですが、編集でカットしました。
プラスチック容器の底面や側面よりも折り畳んだ紙の上を歩き回る方が断然好きなようです。
プラスチックの垂直壁面を登るのを一度も見たことがないので、ヤマトシミの脚では滑って登れないのかも知れません。
もしそうなら、容器の蓋を開けても脱走の心配は無さそうです。 



2020/11/11

川岸の枯枝に止まったカワセミ♂(野鳥)

 

2020年8月上旬・午後14:20頃・晴れ 

川を挟んで対岸のヨシ群落から突き出た止まり木(枯れた灌木の枝)にカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)が止まって休んでいました。 
ピョコピョコと首を上下させながら、川面を見つめています。 
私が望遠レンズを装着しようとしたら、カワセミ♂に逃げられてしまいました。 
この流域でカワセミの鳴き声♪はよく耳にするのですが、姿を記録できたのは初めてかもしれません。 
辺りを見渡すと、絶好の撮影ポイントを見つけました。 
構想と準備から1ヶ月後、会心の動画が撮れました。 
乞う御期待下さい。

オオイタドリの葉の上で身繕いするルリイロハラナガハナアブ♀

 

2020年8月上旬・午後15:00頃・晴れ
▼前回の記事:オオイタドリの葉を舐め回すルリイロハラナガハナアブ♀の謎
オオイタドリの葉を忙しなく舐め回していたルリイロハラナガハナアブの一種(Xylota sp.)がようやく立ち止まり、身繕いを始めました。  
前脚同士、後脚同士も擦り合わせて爪先(跗節)に付着したゴミを落としています。 
中脚は後脚と擦り合わるのが意外でした。 
前脚で顔(複眼)を擦り、後脚で腹背を拭いました。
「やれ打つな蠅が手をすり足をする」一茶
化粧が済むと再び謎の摂食行動を再開します。


つづく→

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