2019年10月中旬・午後13:25頃・晴れ
郊外の住宅街で道端の花壇に咲いたマツバギクの群落でモンシロチョウ♀(Pieris rapae)が訪花していました。
翅を半開きのまま吸蜜しています。
横風で翅が煽られると、翅裏も見えました。
先を急ぐ用事があった私は、モンシロチョウがマツバギクの花から飛び立つまで待つ余裕がありませんでした。
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モンシロチョウ:翅表@マツバギク訪花吸蜜 |
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モンシロチョウ:翅裏@マツバギク訪花吸蜜 |
2019年10月上旬・午前11:30頃
駐車場の隅のブロック塀を覆い尽くすように繁茂したキヅタ(別名フユヅタ)の群落でクロスズメバチ(Vespula flaviceps)のワーカー♀が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
吸蜜シーンを動画に記録したかったのですが、先客としてクロヤマアリ(Formica japonica)のワーカー♀がキヅタの花に群がっていました。
厄介なアリの存在を嫌がったようで、クロスズメバチ♀は花に着陸することなく飛び去ってしまいました。
アリが縄張り争いというか、蜜源の防衛に成功したようです。
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キヅタの花からキボシアシナガバチ♀を追い払うクロヤマアリ♀
蜂をすぐに見失ってしまったので、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
一瞬見えた顔正面の黒い斑紋が下縁に達しないので、シダクロスズメバチではなくクロスズメバチと判明。
2019年10月上旬
▼前回の記事
ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫のトレンチ行動を接写
ホソバセダカモクメ(Cucullia fraterna)の幼虫dがアキノノゲシの実を食べる様子をマクロレンズで長撮りしました。
10倍速の早回し映像でご覧ください。
実を守る緑色の総苞片から食べ進むと、中に詰まっている未熟な種子は鮮やかな橙色でした。
食害されたアキノノゲシの実の傷口からは白い乳液が全く滲み出ていませんでした。
マクロレンズで長々と接写しても、本当に1滴も乳液の分泌はありませんでした。
実を食べる前に長い果柄を半分だけ削ぎ取るように齧って萎れさせるトレンチ行動を念入りにやったおかげでしょう。
それでもホソバセダカモクメ幼虫がときどき実を食べるのを中断し、胸脚で口元を拭って身繕いしたのが興味深く思いました。(@0:46)
乳液以外にも何か透明な忌避物質とか粘着物質がアキノノゲシの食痕から分泌され、幼虫はそれを拭い取っているのでしょうか?
実に詰まっている白い冠毛(綿毛)は種に比べてあまり好きでは無いようで、食べかすを落としたりしています。
実の先端部(萎れた花弁が詰まっている?)は食べずに切り落としてしまいました。
アキノノゲシの実をきれいに完食すると、次は残っている果柄を先端から食べてしまいます。
メインの茎から分岐した果柄を根元まで食べ切ると、そのまま食休みに入りました。
撮影の途中から夕方で暗くなってきたので、私は補助照明の白色LEDを点灯しました。(@1:50)
(映像の色合いが少し変わるのはそのためです。)
幸いホソバセダカモクメ幼虫は人工的な照明が眩しくても気にせず食事を続けてくれました。
風で揺れても幼虫は平気で食事を続けます。
最後は微速度撮影から等倍速の動画に戻しました。(@3:32〜)
コオロギ♂の鳴き声♪が秋の風情を感じさせます。
つづく→
↑【おまけの動画】
早回し加工しない等倍速のオリジナル素材をブログ限定で公開しておきます。
食事の合間に胸脚で口元を拭っているように見えるシーンは@5:40。