2016年6月中旬
溜池の岸辺でセグロセキレイ(Motacilla grandis)がせっせと虫を捕食していました。
ヒトを恐れないのか、それとも私に気づいていないのか、水際を小走りでどんどんこちらに近づいて来ます。
捕らえた虫をその場で食さず嘴に貯めているので、巣で待つ雛に給餌するのだろうと分かりました。
大きな虫も素早く捕らえました!
撮影中はカゲロウの仲間かと思ったのですが、動画のスナップショットを見直すとオツネントンボ(Sympecma paedisca)のように見えます。
やがてセグロセキレイが嘴を閉じたままヂュン、ヂュン♪と大声で鳴き始めました。
最後は鳴きながら慌てて逃げ去りました。
何事かと思いきや、モズ♀(Lanius bucephalus bucephalus)がすぐ近くの岸で枯れたガマ群落の茎のてっぺんに止まりました。
この溜池一帯を縄張りとするモズ♀(映像公開予定)が、競合するライバルを狩場から追い払ったのでしょう。
▼関連記事・枯木で羽繕いするモズ♀(野鳥)
あわよくばセグロセキレイを狩ろうと急襲を試みたのかもしれません。
最後は百舌鳥♀も飛び去りました。
2016年6月中旬
川沿いの花壇に咲いたオトギリソウの群落でクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
黄色い花から花へ忙しなく飛び回って採餌しています。
後脚の花粉籠にオレンジ色の花粉団子を付けていました。
隣に咲いたヒメジョオンの花には見向きもせずに、オトギリソウだけを訪花していました。
※ この花はセント・ジョーンズ・ワート(別名セイヨウオトギリソウ)の可能性もありますかね?
2016年5月下旬・午後18:55〜19:05
ハクセキレイ(野鳥)集団塒の定点観察#9
前回は深夜の寝起きドッキリをして怯えさせてしまったので、ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)の群れが身の危険を感じて集団塒から逃居する(引っ越しする)のではないかと心配でした。
▼前回の記事
集団塒の街路樹から深夜に飛んで逃げるハクセキレイ【野鳥:暗視映像】
そろそろほとぼりが覚めただろうと5日ぶりに様子を見に行ってみると、相変わらず同じ街路樹(ケヤキ)の樹冠に塒入りしていたので一安心。
日没が迫るとまず、近くの建物の屋根や電線、電柱に少しずつハクセキレイが集まって来ます。(就塒前集合)
ケヤキが葉をつける前の時期に塒としていた電柱Nに今やハクセキレイは1羽も止まっておらず、電柱Sには柱上変圧器の周囲に♂ばかり5羽止まっていました。
ケヤキの上の電線から、葉が生い茂ったケヤキの梢に一羽ずつ(各自のタイミングで)飛び込んで行きます。
塒入りを済ませた個体は♂ばかりで、♀は見当たりませんでした。(私が見逃している可能性もあります)
後半はハクセキレイがケヤキの樹冠に就塒する瞬間を240-fpsのハイスピード動画でも撮影してみました。(@2:28〜)
光量不足で画質がかなり粗いですけど、飛び込むケヤキの枝の手前で激しく羽ばたき、見事なホバリング(停空飛翔)を披露してくれます。
なぜか塒から再び飛び出して、別の枝へ入り直す個体も居ます。
ちなみに、この日の日の入り時刻は18:56。
撮影後に雷を伴う夕立が降りだしました。
つづく→#10:夜明けにハクセキレイ(野鳥)が集団塒の街路樹から飛び立つまで