2014年7月下旬
農業用水路沿いに背高く伸びたタケニグサの群落でコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)のワーカー♀が獲物を求めて飛び回っていました。
たまに花に止まっても吸蜜したり油を売ったりせずに、花を丹念に調べて回ります。
タケニグサの花に止まって食事中のシロテンハナムグリ達を狩るかと内心期待しながら見守りました。
しかしシロテンハナムグリは間近でスズメバチの羽音を聞いても花から逃げる素振りを全く見せず、食事や交尾に没頭しています。
▼関連記事
タケニグサの花で交尾するシロテンハナムグリ
硬い鞘翅で守られているので、コガタスズメバチの獲物にはならないようです。
一方、クロマルハナバチ♀がコガタスズメバチ♀とニアミスすると慌てて逃げて行きました。(@1:26)
ちなみに、タケニグサの花にたまたま飛来したシロテンハナムグリの飛翔シーンも撮れています。
ハナムグリの仲間は前翅(鞘翅)を閉じたまま後翅だけを広げて飛ぶのが特徴です。
(できればハイスピード動画に撮りたかった…。)
2014年7月下旬
農道を歩いていたら、横の水田に潜んでいた鳥の群れが驚いて次々に飛び立ちました。
低空飛行で水田を横切って逃げました。
向こうの畦道に着陸した群れの一部は茂みに隠れましたが、堂々と地上採食している個体も居ます。
(映像はここから。)
カルガモやアイガモかと思いきや、望遠レンズで覗いて見るとキジ♀(Phasianus versicolor robustipes)でした。
♂とは異なり、全体が保護色で地味な斑模様です。
こちらを見ながら喉をヒクヒク動かしているものの、蝉しぐれがうるさくて鳴き声は聞こえませんでした。※
後半は左手からもう2羽登場。
小柄なので、幼鳥なのかもしれません。
右手から更にもう一羽が小走りに横切りました。
どうやら母親♀と若鳥の群れ(計4羽)だったようです。
※ 草むらに隠れていた若鳥に「安全だから出てきても良いよ」と静かに鳴いて合図していたのではないでしょうか。(想像)
2014年7月中旬
山麓の道端に咲いたタチアオイの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
白やピンク、赤など色とりどりの花の品種が並んでいます。
花から花へ飛び回り採餌する様子を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
腹面が白い花粉で汚れています。
後脚の花粉籠も花粉で汚れているものの、団子にはなっていないようです。