2011/11/24

ヒロバネヒナバッタ♂の鳴き声♪



2011年10月下旬・気温25℃


里山の尾根に登り、日当たりの良い草地の横で弁当を食べていました。
落ち着くと辺りに茶色のバッタが何匹も居て鳴き交わしていることに気づきました。
シュリリリリ♪という乾いた(渋い)鳴き声です。
鳴いている様子をいざ動画に撮ろうとすると、優れた保護色のため落ち葉や枯葉を背景に静止していると、特に日向ではなかなか見つけられません。
こういうときはカメラの液晶画面ではなく光学ファインダーを直接覗く方が探しやすいです。
望遠で撮ってもすぐに枯葉の下に隠れたり跳ねたりして逃げてしまいます。
なんとか一匹に忍び寄って接写してみると、後脚と翅を擦り合わせて発音していました。
鳴く合間に顔を拭う様子(右前脚で複眼を撫でた)が可愛らしい。

接写した同一個体(映像で冒頭の4分間に登場)を素手で捕獲し、同定のため持ち帰りました。
体長を採寸すると22mm(頭頂⇔翅端)または19mm(頭頂⇔腹端)。
名前を調べてみるとヒロバネヒナバッタ♂(Stenobothrus fumatus)のようです。
虫の音WORLDサイトから鳴き声♪も聞けます。







2011/11/23

コガネグモダマシ♀の造網:足場糸と横糸張り(15倍速映像)



2011年10月中旬・気温15℃

クズとススキが生い茂る堤防の草むらで夕方になるとコガネグモダマシがあちこちで店開きします。
縦糸を張っているクモを一匹見つけたものの、三脚を準備している間にどんどん次の作業に移ってしまいました。
(次回はチャンスを逃さぬよう、取りあえず手持ちカメラで撮ろうと思います。)
放射状の縦糸の次は、網の中央から外側へ足場糸を螺旋状に張ります。
横糸に比べて一時的な足場糸は粗いのですぐ張り終えてしまいます。
次に外側から中心に向かって螺旋状に粘着性の横糸を張り始めました。
このとき足場糸を切りながら作業を進めます。
クモはこちらに背面を向けています。
網の外側部分では螺旋運動の向きを何度か変えていました。
後半になると一定の向きで回ります。
曇り空で夕方のせいか(薄暗い)、自然光では細い糸があまりよくカメラに写りません。
網と糸を可視化するためにもし霧吹きしたらクモは造網作業を中断してしまうだろうか?と思いつつも動画で長撮り。
早回し映像の部分は15倍速です。

クモは途中まで横糸を張り終えると甑に戻って網を引き締め、下向きに占座しました。
このとき一匹の虫を網から取り逃がしています(追い払った?)。
これで完成なのかと思いきや、少し休むと再び横糸を張り始めました。
最後の仕上げが残っていたらしい。
螺旋運動の向きは変わらず(背面を向け反時計回り)。
今度こそ横糸を張り終えました。
クモは完成した円網全体を歩脚で引き締め、ようやく落ち着きました(下向きに占座)。
甑の処理は網の裏側(クモの腹面)から観察しないと分かりませんね。

完成した垂直円網の甑の高さは地上約110cm、枠糸は周囲のススキに固定されています。


撮影後にクモを一時捕獲してみると、体長8mmの♀成体でした。




2年前の観察よりは少し進歩したものの、なんとか造網過程の一部始終を動画に記録したいものです。



2011/11/22

スズメバチに似たスズキナガハナアブ♀の身繕い【ベーツ擬態】



2011年10月下旬

里山でつづら折りの山道を登っていたら、スズメバチにそっくりなアブが羽音を立てて飛来しました。
なぜか私のウェストポーチに興味を示し、二回もまとわり付いて来ました。
一瞬スズメバチかと焦って身を固くしましたが、すぐに擬態(虎の威を借る狐)と気づきました。
アブは近くのクズの葉に止まり、身繕いを始めました。
胸部背面後半にハの字型の黄色紋があり、スズキナガハナアブSpilomyia suzukii)と判明。
左右の複眼が接していないことから♀と思われます。
ベーツ型擬態の見事な一例ですね。
スズキナガハナアブ♀は化粧が済むと飛び去りました。
スズメバチのように刺す真似をするか(行動擬態)確認したかったのに、生憎この日は捕虫網を持参しておらず、指を咥えて見送りました。



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