2010/12/23
エントツドロバチの泥巣閉鎖3/3
(承前)
午前中の連続観察約80分間でエントツドロバチ(オオカバフスジドロバチ)Orancistrocerus drewseni♀は計18回往復し、17個の泥玉を運びました。
カメラのメモリーカードを使い切ったところで観察を打ち切りました。
三脚を立ててじっくり監視したいところでしたが、巣の位置が撮影アングルを確保できない高所だったため無理でした。
脚立に乗り腕を伸ばしたままの苦しい姿勢で接写を続け、疲労困憊。
後日再訪すると、これで巣の閉鎖はほぼ完了だったようです。
隣に泥巣を新設することもありませんでした。
(シリーズ完)
続編はこちら→「エントツドロバチの泥巣を発掘」
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造巣
エントツドロバチの泥巣閉鎖2/3
(承前)
営巣を完了したエントツドロバチ♀(=オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)♀は、鉄骨とコンクリートに挟まれた空間の奥から斜めに土手(あるいはトーチカ?)を作るように巣全体を塗り潰そうとしているようです。
大顎を使って泥を伸ばしていきます。
巣材の泥はどこから集めて来るのだろう。
出かけてもすぐに泥玉を咥えて戻ってくるので、近くにある田んぼの畦や小川の岸から採土していると思われます。
(その3に続く)
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エントツドロバチの泥巣閉鎖1/3
2010年7月上旬
エントツドロバチ♀(=オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)が鉄骨支柱とコンクリートの隙間(地上195cm。22 x 75 x 25 mm)に営巣していました。
既に育房への貯食、産卵は済ませた後のようで、特徴的な煙突状の入り口は撤去されています。
巣材の泥玉をせっせと運んできては巣の全体を塗りつぶしています。
(その2へ続く)
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