2024/09/21

晩秋の枯野でアナグマの越冬用営巣地をホンドテンが横切り、木登り?【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年11月下旬・午後20:20頃・霧? 

休耕地でニホンアナグマMeles anakuma)が越冬を始めた営巣地(セット)に、ある晩ホンドテンMartes melampus melampus)が単独で現れました。
夜霧が発生しているようで、レンズが曇って画面がぼやけています。
 
軽快な小走りで枯野を横切って手前に来ると、獣道の途中で立ち止まりました。 
後足で立ち上がり、左の遠方をちょっと警戒しました。 
テンが後足ですっくと立ち上がる警戒行動は、以前も別な地点で記録されています。 


手前の死角に消えた直後にゴソゴソ、ガリガリ♪という耳障りな物音が監視カメラの至近距離から聞こえました。 
おそらく、林縁のオニグルミ灌木の幹に固定していたトレイルカメラを目ざとく見つけたテンが、爪を立てて木登りした物音ではないかと予想しています。


つづく→

スジチャダイゴケ【キノコ】

2023年11月下旬・午後13:20頃・晴れ

里山の湧き水が溜まった泉(水場)で、岸辺に落ちていた朽木に見慣れないお椀状のキノコが4個並んでいるのを見つけました。 
撮れた写真を元にGoogleレンズで調べると、スジチャダイゴケと判明。 
キノコの仲間(腐生菌)なのに名前に〜苔と付いているのは、外側に剛毛が密生しているからでしょうか。
私が見つけたお椀の中は空っぽでしたが、元々は粒状の胞子嚢が入っていて、熟すとコップに溜まった雨水によって胞子が散布されるのだそうです。

朽ちた倒木の樹種は不明です。
池の周囲は雑木林で、ミズナラ、コナラ、イロハカエデなどの落ち葉が大量に散乱しています。

気になるキノコの名前を少しずつ覚えていきます。
 

ノボロギクの花を舐めるオオハナアブ♀

 

2023年11月下旬・午前10:40頃・晴れ 

稲刈りの終わった田んぼ(刈田)の農道に咲いていたノボロギクの群落でオオハナアブ♀(Phytomia zonata)が訪花していました。 
口吻を伸縮させて花蜜や花粉を舐めていました。 
脚や口吻、腹部下面に黄色い花粉が付着しているので、ノボロギクの送粉者としての役割もありそうです。 
顔の正面や背面を向いたときに複眼が離れていたので、オオハナアブの性別は♀と判明。 

オオハナアブ♀は、ノボロギクの隣接する花から花へ歩いて移動しました。 
最後は少し飛んで、ノボロギクの近くに咲いた別種の白い小さな花(種名不詳)に訪花吸蜜してから飛び去ったのですが、映像は割愛。 

ちなみに、ノボロギクの花が咲き終わると、白い綿毛になります。 
タンポポと同じく、風が吹くとパラシュートのような綿毛と一緒に種子が飛ばされて分布を広げます。(風散布の種子)

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