2023/07/16

クズの花で採餌するクズハキリバチ♀

 

2022年8月上旬・午前7:55頃・晴れ 

川岸に蔓延るクズのマント群落でクズハキリバチ♀(Megachile pseudomonticola)が忙しなく訪花していました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@0:14〜)、腹部下面のスコパに薄黄色の花粉を集めていることが分かります。 
蜂は赤紫の旗弁の根元で目立つ黄色い蜜標を目がけて訪花すると、クズ蝶形花を大顎で左右にこじ開けて吸蜜していました。 







2023/07/15

トレイルカメラカメラを警戒してから夜のスギ林道で餌を探すホンドタヌキ【暗視映像】

 



2022年11月下旬・午後18:30・気温7℃ 

ある晩に里山のスギ林道を通りかかったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が立ち止まり、トレイルカメラを見上げていました。(カメラ目線) 
暗視カメラが照射する赤外線は動物の目には見えないとの触れ込みなのに、実際はうっすらと赤く光るので、敏感な個体には気づかれてしまうのでしょう。 
それともトレイルカメラが起動すると、かすかなノイズを発するのかな? 
赤外線LEDの光量が強過ぎたようで、白飛び気味です。
(カメラの設定で赤外線の光量を下げないといけません。) 

警戒したタヌキが右へ立ち去りかけたものの、暗闇の林道でスギ落ち葉の中に鼻面を突っ込んで匂いを嗅ぎ回り始めました。 
探餌行動だと思うのですが、具体的に何を探しているのでしょう? 
この時期は虫もほとんど居ないはずですし、キノコぐらいしか思い当たるものがありません。 

今回タヌキは溜め糞場sで排便しませんでした。 



砂地の地面を尾端で叩いて回るスキバツリアブ♀(産卵行動?)

 

2022年7月中旬・午前10:10頃・晴れ 

川沿いの堤防路(ダートロード)で砂地の部分にスキバツリアブ♀(Villa limbata)が降り立っていました。 
スキバツリアブはてっきり山地性と思っていたので、こんな平地(郊外と田園地帯の間)でも会えるとは意外でした。 

ホバリングの名手が地上で羽ばたきを止め、尾端を小刻みに上下して地面に付けています。 
本種の♀は産卵前に予め取り込んだ細かい砂で卵をまぶしておくのだそうです。 
途中で少し飛んであちこち移動してから、再び尾端接地行動を繰り返します。 
平べったい石の上では尾端接地行動をしないですぐに飛び立ちました。
定説に反して、実はこれが産卵行動なのでは?と私は密かに疑っています。 
撮影後に現場の砂を掻き分けて微小な卵を探し出し、飼育できたら証明になるのですけど、想像するだけでも難しそうです。
私の仮説が正しければ、この辺りにスキバツリアブの寄主となる地中営巣性のハナバチ類の巣穴があるはずです。
それとも、尾端接地行動した後の♀を追跡して観察すれば、産卵行動が見れるのでしょうか? (私は未だ見たことがありません。) 
本当の産卵はホバリングしながら卵を散布するのかな?

 

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