2022/12/03

山中の池で水浴するアカゲラ♂【野鳥:トレイルカメラ】

 

2022年8月上旬〜中旬・午前

山中の湧き水が溜まった泉をトレイルカメラで監視していると、アカゲラ♂(Dendrocopos major)が水浴びしに来ました。 
後頭部の羽毛が赤いので、♂と分かります。 
アカゲラの水浴シーンは初見です。

シーン1:8/13・午前8:40・晴れ 
冒頭からアカゲラ♂が池の中央の浅瀬に身を沈めて行水していました。 
すぐに右上へ飛び上がり、見失いました。 

珍しく総天然色(フルカラー)で撮れたのに、レンズに付着した雨粒が完全に乾いていません。 
奥の森が写った画面の上半分は曇ったままで、おかげで何やら幻想的な雰囲気になりました。 


シーン2:8/6・午前11:19・晴れ (@0:25〜) 
7日前にもおそらく同一個体のアカゲラ♂が来ていました。 
(旧機種の癖で、いつもの色褪せた映像に戻ってしまいました。) 
ただし、池で水浴する地点が異なります。 
対岸の浅瀬で時間をかけて繰り返し水浴していました。 
バシャバシャと水を激しく跳ね上げる度に、池の水面に波紋が広がります。 
水浴の合間に対岸の苔むした石に戻るものの、羽根の水気を切ったり羽繕いしたりすることはありませんでした。 
また行水を再開。 

里山の上空を飛び続ける飛行機の騒音がうるさいのですが、途中でアカゲラ♂がキョッ♪と一声鳴きました。 
最後に水浴後のアカゲラ♂が左岸から張り出しているカエデ灌木の枝に飛び乗ったところで、録画が打ち切られてしまいました。 
羽繕いまで撮れずに残念。

オオハンゴンソウの花で採餌するクロマルハナバチ♀

 

2022年8月上旬・午前10:50頃・くもり 

山麓の農道脇の法面(土手)に咲いたオオハンゴンソウの大群落でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が何匹も訪花していました。 
吸蜜する蜂の後脚をよく見ると、花粉籠にうっすらと橙色の花粉を付けています。 

風が吹いてオオハンゴンソウの頭花が絶えず揺れるので、非常に動画を撮りにくい条件でした。 
草刈り機の騒音と蝉しぐれ♪に混じって、クロマルハナバチ♀の羽音が聞こえます。 
複数個体を撮影。
以前、雄蜂♂との組み合わせは撮っていましたが、意外にも♀とは初見です。 
関連記事(6年前の撮影)▶ オオハンゴンソウの花蜜を吸うクロマルハナバチ♂





2022/12/02

幼獣を伴い鼻息威嚇♪しながら夏の山道を駆け下りるニホンカモシカ♀

 

2022年8月上旬・午後15:30頃・晴れ 

里山であまり整備されていない細い山道を私が静かに下っていると、前方にニホンカモシカCapricornis crispus)の母子が居ました。 
関連記事(1.5か月前の撮影)▶ 初夏の山林で野生ニホンカモシカとにらめっこ
慌ててカメラを勢い良く向けると野生動物は怖がるので、ゆっくりと狙いを付けます。
雑草が生い茂る下り坂の山道でカモシカの母子は逃げ腰で私を見上げていました。 
角が未だ生えていない幼獣に釘付けになった私は、母親のことは眼中にありませんでした。

母子はすぐに下り坂を逃走し始めました。 
山道を少し駆け下りてから法面を登り、藪の中で立ち止まりました。 
フシュフシュ♪と絶え間なく聞こえる鼻息威嚇は、幼獣ではなく母親が発しているようです。 
振り返って不思議そうに私を見ていた幼獣が再び母親の後を追って山林を走り去りました。 
母親の鼻息威嚇♪が次第に遠ざかって行きます。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

 
関連記事(同時期の撮影)▶ 夜の杉林道を歩くニホンカモシカの母子【トレイルカメラ:暗視映像】

同じ山系で同じ時期に自動撮影カメラが記録したカモシカの母子と同一ペアなのか、個体識別できていないので分かりません。
2つの撮影地点は直線距離で1.7km離れています。 
当地でニホンカモシカの縄張りはどのぐらい広いのか知りたいのですけど、テレメトリー調査は素人の手に余ります。
 

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