2021/04/25

雪の庭に来たジョウビタキ♂(冬の野鳥)

 

2020年12月中旬・午後15:40頃・小雪 

街なかの大通り沿いで雪が積もった庭(空き地?)にジョウビタキ♂(Phoenicurus auroreus)が来ていました。 
樹種不明の落葉灌木(互生)の横枝に止まって尾羽を上下に振り立てています。
雪に覆われた地面へ急に飛び降りたかと思いきや、下の枝に止まり直していました。 
小声で鳴いているように見えなくもありませんが、私の背後の大通りを走る車の騒音でかき消されてしまいます。 
ジョウビタキ♂は更に下に降りて、雪面近くの枯れた藪に移動しました。 
もしかして、灌木の根元付近が夜を過ごすねぐらなのでしょうか? 

私がしつこくカメラを向けて動画を撮り続けると、警戒したようです。 
左に飛んで庭を横切ると、トタンの塀に隣家から覆いかぶさるように繁茂した落葉性蔓植物の枯れた藪に止まり直しました。 
最後は右に飛び去り、見失ってしまいました。

墓地のケーブルでスラックラインのように遊ぶ若いニホンザル

 

2020年12月上旬・午前11:55頃・くもり 

山麓の墓地で若いニホンザルMacaca fuscata fuscata)が墓石の天辺に座り、木と木の間に張り渡したケーブル(電線?)を掴んで独り遊びをしていました。 
墓石に両手をついて逆立ちのように両足を弛んだケーブルの上に乗せて弾むような反動を楽しんでいます。 
ケーブルが弛んでいるので、綱渡りというよりも今風のスラックラインですね。 
「遊び」の行動をするのはニホンザルやカラスなど知能が高く生活に余裕のある動物だけです。
子ザルの微笑ましい独り遊びをもっと見ていたかったのですが、近くから別個体の悲鳴♪が聞こえた途端に私を警戒して、墓石からそそくさと地面に降りてしまいました。 

※ 周囲の鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

2021/04/24

マガモ♂の求愛誇示 その2:♀のけしかけなど(冬の野鳥)

 

2020年11月中旬・午後15:15頃・晴れ
前回の記事:▶ マガモ♂の求愛誇示 その1:水はね鳴きとそり縮み(冬の野鳥)
夕方の川面でマガモ♀♂(Anas platyrhynchos)の群れが集まって求愛行動を繰り広げています。 
後半は求愛ディスプレーを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:53〜) 

オナガガモとは違って、マガモは複数の♂が♀を囲んで追い回していません。 
♂が「そり縮み」や「水はね鳴き」を披露しているものの、どの♀に対して求愛しているのか、相変わらず私にはよく分かりません。 
合コンの序盤で団体芸をして全体の雰囲気を盛り上げている段階なのでしょうか? 
遠くて鳴き声が聞こえないので、「水はね鳴き」というよりも単に「水はね」と呼ぶべきかもしれません。 
♂だけでなく♀も「突進遊泳」(nod-swimmingの私訳)をときどきやっています。 
♀の「突進遊泳」は♂をけしかけているのだそうです。 
♂が近くの♀に面した側の翼の羽毛を嘴で摘んだのは「見せかけ羽繕い」の誇示行動ですかね? 

今回も♀♂カップルは成立せず、交尾行動には発展しませんでした。 
それぞれの誇示行動ごとに切り分けて映像をまとめようかと思ったのですが、マガモの求愛行動については今季から観察し始めたばかりで、私もいまいち未だよく理解できていません。 
前後の行動の文脈が大切かも知れないので、勝手に切り刻んだりしないで撮れた素材をなるべくそのままお届けします。 
画面のあちこちで同時に様々な行動がまき起こるので切り分けるのが難しい、という事情もあります。

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