2024/05/30

飲水後に桜の樹上で身繕いするモンスズメバチ♀

 

2023年8月中旬・午後14:00頃・晴れ 

睡蓮池で黄色っぽいスズメバチがヒツジグサ(睡蓮)の葉の上から飛び立つと、岸辺に立つ桜(ソメイヨシノ?)の横枝に着地しました。 
おそらくスイレンの葉の上に溜まった水滴を飲んでいたようです。 

関連記事(6年前の撮影)▶ スイレン池の水を飲むモンスズメバチ♀ 


カメラでズームインしてみると、モンスズメバチVespa crabro)のワーカー♀が顔や触角を前脚で拭っていました。 
化粧が済んでさっぱりしたモンスズメバチ♀は、桜の横枝を右に左に歩いてからどこかへ飛び去りました。 

スイレンの訪花昆虫を観察したいのですが、この日は睡蓮の花があまり咲いていませんでした。 


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2024/05/29

風倒木の根元で追いかけっこする2匹の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年9月上旬および下旬 

スギ防風林で風倒木の根元に掘られた巣穴に住む謎の野生動物の正体を知りたくて、自動センサーカメラを設置しています。 
すると、夜行性の野ネズミ(ノネズミ)が頻繁に写りました。 
2匹の野ネズミが出会ったときの様子をまとめました。 


シーン1:9/9・午前1:34(@0:00〜) 
深夜に巣口の上から1匹の野ネズミが登場しました。 
夜の森の林床で餌を探し回っているのでしょう。 
根元がねじくれた灌木(樹種不明の落葉性広葉樹)の陰から別個体が巣口に顔を出しました。 
2匹が至近距離で出くわした瞬間は何事もなくすれ違ったかと思いきや、急に弾かれたように別れて走り回りました。 
素人目には縄張り争いのように見えます。 
暗闇で野ネズミは相手の姿が見えず、聴覚を頼りに追いかけっこをしているようです。 
巣口付近を縦横無尽に駆け回っています。 
2匹の野ネズミがニアミスした瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:47〜) 


シーン2:9/21・午後17:46(@1:20〜)日の入り時刻は午後17:42。 
日没直後に、1匹の野ネズミが巣穴から外にピョンと飛び出してきました。 
続けてもう1匹が出てきました。 
2匹は一緒に走って画面の下へ姿を消しました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:43〜) 

♀♂ペアなのか、それとも巣口でたまたまニアミスした2匹が縄張り争いの追いかけっこを始めたのか、私にはさっぱり分かりません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
謎の巣穴に野ネズミが住み着いているかもしれない、という結果はつまらないですけど、まだ受け入れられます。 
しかし、野ネズミが掘った巣穴だとは思いません。 
明らかに野ネズミよりも大型の野生動物が掘った巣穴であり、そこに野ネズミがちゃっかり間借りしているだけだと思います。 
もう少し粘って巣穴の監視を続けます。 

現場は風倒木や灌木が藪のように入り組んで生い茂っているためにトレイルカメラが非常に設置しにくく、巣穴を上から見下ろす今回の撮影アングルでは画角が非常に狭いのが問題です。 
野生動物が画角内を素早く横切ると(巣穴に出入りすると)、監視カメラのセンサーが起動したときには間に合わずに何も写っていないということが多いようです。 
センサーの感度を上げているので、風揺れで誤作動が頻発します。
起動スピードが速い新機種のトレイルカメラに交換すべきかもしれません。
もっと引きの絵で(離れた位置から)巣穴を監視したいのですけど、藪の中にある巣穴なので、どうしても無理なのです。 
かと言って、撮影アングルを確保するために巣穴周辺の藪を勝手に切り開いたり伐採したりすると、営巣地の安全が脅かされたと感じた巣穴の主が逃去してしまうことが予想されます。 
トレイルカメラは万能の撮影機器(夢のカメラ)という訳ではなく、不得意な状況があることが私にもだいぶ分かってきました。





林道で採食する2羽のヤマドリと山中の泉で間欠打水産卵する謎のトンボ♀【トレイルカメラ】

 

2022年8月下旬・午後16:10頃・晴れ 


シーン1:8/19・午後13:32・晴れ(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山から湧き出る地下水が溜まって、浅い池になっています。 
池の奥には林道が左右に通っていますが、往来するヒトはほとんど居なくて、雑草が生い茂る獣道と化しています。 

泉から画面の奥に向かって流れ出た水は、林道を渡って(洗い越し)から山の斜面を流れ下り、沢の源流となります。 


シーン2:8/22・午後16:06・晴れ(@0:04〜) 
雑草が生い茂る奥の林道を2羽のヤマドリ(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が前後して右から左へゆっくり歩いていました。 
ときどき地面を啄んだり、目の前の植物の葉をつついたりしています。 
雑草が邪魔で尾羽の長さが確認できず、性別不明です。 
(なんとなく♀のような気がするのですけど、どうでしょうか?) 


一方その間、手前にある池の上をトンボが単独で飛び回っていました。 
てっきりいつものように、オニヤンマ♂の縄張り巡回飛翔かと初めは見過ごしそうになりました。 

関連記事(同所で17日前の撮影)▶ 縄張りの池を守り争うオニヤンマ♂【トレイルカメラ】 


1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみると、水面に産卵を繰り返すトンボ♀と分かりました。 
トンボ♀が飛びながら池の水面に腹端を叩きつける度に、波紋が広がります。 
もしもオニヤンマ♀なら、ホバリング(停空飛翔)しながら何度も連続して打水産卵するはずです。 

関連記事(1ヶ月、11年、13年前の撮影)▶  


ところが今回のトンボ♀個体は、1個ずつ単発的(間欠的)に繰り返し産卵していました。 
この産卵様式は「間欠打水産卵」と呼ばれ、オニヤンマ♀以外の別種のトンボである可能性を示唆しています。 
♀♂ペアの尾繋がり状態ではなく、単独で産卵する♀を警護する♂の姿はありませんでした。 
 
連続打水産卵は,連続的に水面上に降下して水面を一定のリズムでたたいて産卵する方式,間欠打水産卵は,しばらくホバリング飛翔をしてその間に産卵弁と第9節腹板の間に卵塊をつくり,ある程度それが大きくなったら打水して放卵,それを繰り返す方式,といった具合です.だいたいは名称を見ればその動きに見当がつきます.状態的基準についても,同じトンボが異なる動きで産卵することがあり,つけられる名称も複数ある場合があります. (神戸のトンボサイトの「トンボの生態学 3.産卵とその行動」から一部引用)

 
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
今回、謎のトンボ♀の産卵行動をフルカラーで録画できなかったことが残念です。
旧機種のトレイルカメラは動画のフレームレートが15fpsしかないので、素早く飛び回るトンボの動きが少しカクカクしています。


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