2024/01/14

夕暮れの樹上で鳴く♪ノスリ(野鳥)

 

2023年5月下旬・午後18:25頃・晴れ(日の入り時刻は午後18:57) 

タヌキの営巣地にトレイルカメラを設置した後、離れた林縁にブラインドを張って望遠で隠し撮りすることを試みました。 
暗くなるまで(日没の30分後まで)粘ったものの、残念ながらタヌキの行動は直接観察できませんでした。 
しかし、その間に他の生き物の活動を垣間見ることが出来ました。 

午後にカラスからモビング(擬攻撃)されて逃げ回る猛禽の鳴き声がときどき聞こえたものの、ブラインド内からは姿が見えませんでした。 

夕方になって1羽のノスリButeo japonicus)が休耕地に隣接する防風林に飛来すると、林縁に一際そびえ立つ高木の横枝に止まりました。(樹種不明:落葉性広葉樹) 
止まり木で西日を浴びながら眼下に広がる休耕地や田畑を眼光鋭く見回し、ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で何度も鳴いています。 
毎日朝夕に鳴く囀りさえずり)のような縄張り宣言なのか、それともブラインドに隠れている私のことなどお見通しで、警戒声を発しているのでしょうか? 
ノスリは鳴き声のバリエーションが乏しくて、なかなか意図が読み取れません。

この辺りでノスリを何度も見かけるので、もしかすると近くにノスリの営巣木があるのかもしれません。 
4年前に私は河畔林で営巣するノスリを定点観察していたことがあるのですが、今回はタヌキの観察を優先しているため、ノスリがタヌキの幼獣を狩って捕食するのではないか?と気が気ではありません。 
(そんなシーンが撮れたらすごいスクープ映像です。)
しばらくすると、ノスリは自発的に飛び去ってくれて、一安心。(映像なし) 


※ 風で木の葉がザワザワ♪揺れているため、ノスリの鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
近くで小鳥(ホオジロ?)がチチチチ…♪と鳴き続けているのは、見慣れないブラインドを不審がって警戒声♪を発しているのかもしれません。

ノスリが止まっていた高木の樹種を調べに行かないといけません。
なんとなくハンノキかな?と予想。

2024/01/13

幼獣を運んで2つの巣穴を行ったり来たり引っ越しを繰り返すニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月下旬

シーン1:5/27・午前3:17・(@0:00〜) 
右目の小さなニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が未明に奥の巣穴Rから外に出てきました。 
口に幼獣を咥えて、手前の巣穴Lに引っ越しを始めました。(R➔L) 
前回の引っ越し(12日前)時よりも育った幼獣は重そうで、母親♀は運搬中に何度も地面に幼獣を置いて休んでいます。 


不思議なのは、前回も今回も巣穴RからLへ引っ越したことです。 (R➔L) 
辻褄を合わせるためには、2つの巣穴が内部で繋がっているか、あるいは巣穴LからRへの引っ越しをカメラの電池切れなどの機材トラブルで撮り損ねていたことになります。 

動画編集のミスで、暗転が不必要に長くなってしまいました。(@0:29〜0:48) 


シーン2:5/27・午前3:19・(@0:48〜) 
次の幼獣を口に咥えた♀が再び出巣Rしてきました。 
巣穴Lへ運んで引っ越します。(R➔L) 

しばらくすると、♀が手前の巣穴Lから空荷で外に出てきました。 
後ろ姿で見ると、この♀の首筋には白斑があります。 
身震いしたところで録画終了。 

前回5/15は4頭の幼獣を続けて運びましたが、今回は2頭だけです。
残り2頭の安否が心配です。


シーン3:5/28・午後17:41・(@1:21〜)日の入り時刻は午後18:56。 
翌日は日没前の夕方に引っ越しの続きを始めました。 
夕方に見るとまた毛色の印象が変わるのですけど、運搬者は後頭部に白班が無いので、もしかすると♀ではなくヘルパー♂なのかもしれません(自信なし)。 

大きく育った幼獣の首筋を口で咥えて、奥の巣穴Rへと運んでいます。(L➔R) 
前日にせっかく巣穴Lへ引っ越した幼獣を再び巣穴Rへと戻したのでしょうか? 
引っ越しと言っても隣り合う2つの巣穴L⇔Rの間を行ったり来たりしているだけで、一体どんな意味があるのか私にはさっぱり分かりません。 
詳しく解明するには、幼獣も成獣もきっちり個体標識する必要がありそうです。
巣穴の内部構造を調べる必要もあります。

♀?が再び出巣Rしたところで録画終了(尻切れトンボ)。 


シーン4:5/28・午後17:44・(@2:02〜) 
トレイルカメラの起動が遅れましたが、幼獣を咥えて引っ越し中でした。(L➔R) 
運んできた幼獣を巣口Rに一旦置いてから、咥え直して改めて入巣Rしました。 

しばらくすると、空荷で出巣Rした♀?が手前の巣穴Lへ戻りました。 
次に後退しながら出巣Lしたときには口に幼獣を咥えていました。 
幼獣を連れて奥の巣穴Rへ引っ越します。 (L➔R) 


シーン5:5/29・午後21:37・(@3:15〜) 
翌日の晩にも引っ越しシーンが撮れていました。(L➔R) 
巣口LRの中間地点で地面に横たわる幼獣の姿がしっかり見えました。 

♀が一休みしてから幼獣の首筋を噛んで持ち上げ、半ば引きずるようにして奥の巣穴Rへ運びました。 
成長した幼獣が重くなり、運ぶのに苦労しているようです。 

カメラの電池が消耗していたせいか、続きが撮れていませんでした。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ベニカナメモチの花で採餌するヒメハナバチ?コハナバチ?の一種

 

2023年5月下旬・午前10:15頃・くもり 

民家の庭の生垣でベニカナメモチ(=レッドロビン)に白い花が咲いていました。 
バラ科のレッドロビンがこんな花(散房状花序)をつけるとは知りませんでした。 

そこに小さなハナバチが訪花していました。 
コハナバチ科かヒメハナバチ科だと思うのですが、採集しないと私には見分けられません。 
吸蜜する蜂の後脚をよく見ると、花粉籠に少量の白っぽい(黄色)花粉団子を付けています。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
このとき1.5倍に拡大しました。(デジタルズーム)

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