2023/06/01

飛んでくれないチョウゲンボウ♂と我慢比べ(野鳥)

 



2022年10月中旬・午前13:45頃・くもり 

郊外の新興住宅地で、刈田の端に立つ電信柱の天辺にチョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)が止まりました。 
先ほど♀と一緒に居たペアの♂が止まり木を変えたのでしょう。 
稲刈りが終わった後の刈田の方を見張っているチョウゲンボウ♂の後ろ姿を動画に撮り始めました。

頷くように頻りに頭を上下に動かしています。 
遠くの刈田に野ネズミなどの獲物が居ないかどうか、狙いを定めているのでしょう。 
ときどき振り返り、しつこく長撮りする私を見たのに、警戒して飛び立つことはありませんでした。 
6分間粘っても狩りに飛び立つ気配がないので、根負けしました。 
この日は三脚を持参しておらず、カメラを構える私の腕の筋肉が限界を迎えました。 
日頃の筋トレをもっと頑張ります。

2023/05/31

右腕の不自由なニホンザル♀がミズキの木から下りてスギ林に塒入り

 

2022年10月下旬・午後16:25頃・くもり(日の入り時刻は午後16:45) 

夕方の山麓でミズキの樹上でニホンザルMacaca fuscata fuscata)が休んでいました。 
逆光で影絵のようなシルエットしか見えませんでしたが、動画編集で試しに自動色調補正してみたら、見違えるように逆光補正してくれました。 
不自然な色補正を嫌う人もいそうですが、私としてはニホンザルの表情や視線など微妙な行動が可視化された方が嬉しいです。 
薄暗いところで写真を撮るならストロボ(フラッシュ)を焚けば済むのですが、野外で動画を撮るには強力なサーチライトなどは使えません。 
暗い映像が動画編集でここまで改善されるのはありがたいです。 

猿がミズキの熟した果実(核果)を採食するかと期待したのですが、塒入りする前に樹上でのんびり休んでいるだけでした。 
ミズキ樹上で採食しないのは私に対して警戒しているのかと撮影中は思ったのですが、逆光補正した表情を見る限り、あまり警戒してなさそうです。 
撮影後にミズキの樹の下を調べると、落果が散乱していました。 
もしかすると、ニホンザルが樹上で採食しながら下に落とした跡かもしれません。 
私の周囲あちこちで複数のニホンザルが様々な行動をしているので、どれを撮るべきか目移りしてしまいます。
ときどき周囲で群れの猿たちが鳴く声が聞こえます。 
しばらくすると、いつの間にかミズキ樹上にもう1頭の個体が登っていました。 
樹上の2頭を撮影していると、手前を別個体♂が左の山林から下りてきて舗装路を横切りました。 
私がよそ見した隙に、ミズキの横枝から2頭が次々に木を下りてきました。 
初めにミズキから下りてきたのは若い♂でした。 
注目すべきは、次に木下りした♀の個体です。 
どうやら右腕を怪我しているようで、歩くときも右前足だけ着地しないようにかばって歩いていました。(三足歩行) 
「猿も木から落ちる」という諺がどのぐらい真実か分かりませんが、まさにミズキの木から下りる時に着地に失敗して右手を痛めてしまったのでしょうか?
先天性の奇形とか、罠にかかって手に重症を折ったとか、群れの仲間と喧嘩して噛まれたとか、色々考えられますが、詳細は不明です。 
片手が不自由でも問題なく木に登り降りできたことになります。
関連記事(9、10年前の撮影)▶  
群れのしんがりを務める隻腕ニホンザル♂:右腕の肘から下が欠損 
右手の無い障害ニホンザル:右前足が肘下から欠損 
片腕の折れた野生ニホンザルの落穂拾い:左前脚が骨折しているようで、歩行時も折れた腕を庇って四足ではなく三本足による跛行で痛々しい。

ニホンザルの群れは左の山から続々と下りてきて、麓のスギ植林地に入っていきます。
ここで一夜を過ごすようです。(塒入り)



ノブドウの花蜜を吸うヒメウラナミジャノメ

 

2022年7月上旬・午後14:10頃・晴れ 

川沿いのコンクリート護岸に蔓延るノブドウの群落でヒメウラナミジャノメYpthima argus)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
翅を開閉しながら吸蜜しています。 

蜜源をガードするクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀に追い払われてしまいました。

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