2021年10月上旬〜中旬・夜
山中の水場に飛来する夜行性コウモリ(種名不詳)の姿がトレイルカメラ(無人センサーカメラ)に撮れていました。
シーン1:午後22:43
画面奥の森から飛来した1頭のコウモリが水面すれすれを低空で飛び、身を翻して左へ飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、ツバメのように一瞬で水面の水をすくって飲んだように見えます。
それともユスリカやアメンボなどの昆虫を捕食しに来たのかな?
使用したトレイルカメラは動画のフレームレートが15fpsしかないのですが、なんとかコウモリの羽ばたきが見えました。
モモンガやムササビの滑空とは明らかに違います。
コウモリが池に飛来したとき、長い歩脚をもつザトウムシの仲間(種名不詳)がカメラの前を横切りました。 果たしてこれは偶然でしょうか?
池の岸辺を歩くザトウムシを超音波で探知したコウモリが捕食しようと飛来した可能性もありそうです。
カメラの発する超音波(電子ノイズ)に驚いてコウモリは逃げてしまった、と考えられなくもありません。
それとも池の小魚を捕食しに来たのでしょうか?
小魚を捕食するコウモリが海外には居るらしいのですが(中南米のウオクイコウモリなど)、日本で魚食性コウモリの動画が撮れたらスクープ映像かもしれません。
ただし、この浅くて小さな池で私は小魚を見たことがありません。
カエルなど両生類なら池に居ても不思議ではありません。
シーン2:翌日の午前2:26
3時間40分後、深夜の山中で2頭のコウモリが飛び回っています。
今度は池の水面に触れませんでした。
1/5倍速のスローモーションで音声を聞き直してもコウモリの発する超音波は可聴化されませんでした。
バットディテクターとトレイルカメラを組み合わせて超音波の鳴き声も同時に記録してみたいものです。
バットディテクターを使えば超音波の声紋解析でコウモリの種類が同定できるらしいのも魅力です。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。