2020年7月中旬・午後14:30〜15:00頃・くもり
民家の庭木ナツメでセグロアシナガバチ(Polistes jokahamae)のワーカー♀が訪花していました。
飛び回り吸蜜する様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
梅雨時の虫撮りはとにかく悪条件でストレスが溜まります。
曇り空で風揺れが激しく、しっかり合焦する前にハチが飛び去ってしまうのです。
4日間隔で2回観察に行ってようやく撮りためた短い映像をまとめました。
キアシナガバチ♀もちらっと見かけたのですが、撮り損ねました。
2020年7月中旬・午後15:55頃・くもり
川の堤防に蔓延るヤブガラシの群落で黒い狩蜂が忙しなく訪花していました。
てっきり見慣れたコクロアナバチかと思い、240-fpsのハイスピード動画しか撮りませんでした。
スローモーションの映像をよく見直してみると、後脚だけ赤いことに気づきました。
アルマンアナバチ♂(Isodontia harmandi)と出会えたのは初めてです。
吸蜜を済ませると羽ばたいて飛び去りました。
その間、ベニシジミ(Lycaena phlaeas daimio)も近くのヤブガラシの葉に止まって翅を休ませていました。
今回の個体は顔の頭楯が白いので、おそらく雄蜂♂ではないかと思います。(もし間違っていたらご指摘願います。)
ネット検索でアルマンアナバチ♀の顔が黒いことは標本写真で確認したのですが、雄蜂♂の顔写真が探しても見当たりません。
蝶やトンボの図鑑と異なり、ハチの図鑑は雌雄♀♂の見分け方が逐一記述されていないことが多く、その点がいつも不満です。