2019年10月下旬・午後12:30頃・晴れ
川の堤防沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でセスジハリバエ(Tachina nupta)が何匹も訪花していました。
この組み合わせは初見です。
口吻を伸縮して花粉と花蜜を舐めています。
吸蜜後に近くの花穂に移動する際は、飛ぶだけでなく歩いて移動することもありました。
訪花中に後脚で腹背を掻いて身繕いする個体もいました。
セスジハリバエ:背面@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
セスジハリバエ:側面@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
セスジハリバエ:背面@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
セスジハリバエ:側面@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜 |
▼関連記事(同年5月の撮影)
シロヤナギの柳絮:綿毛付きの種子の風散布
長坂有. "河畔に生えるヤナギ類." 光珠内季報 101 (1996): 12-17.「ヤナギ類の種子散布時期」をまとめた図4を見ると、オオバヤナギが最も遅く、9月中旬から10月上旬となっていました。(北海道の調査記録)
果実はヤナギの中で最も遅く熟し8月頃。(p26より引用)と書いてありました。
ヤナギの仲間は、子房が熟すと蒴果が割れ、種子は綿に包まれた柳絮となり、微風に乗って遠くまで飛んで行く。絮(じょ)とは綿(わた)のことだ。俳句では柳絮は晩春の季語。 (p49より引用)
オオバヤナギ柳絮@風散布・全景 |
オオバヤナギ熟果+柳絮@風散布 |
オオバヤナギ熟果+種子@風散布 |
オオバヤナギ熟果 |
オオバヤナギ葉 |
オオバヤナギ幹:縦に割れ目が入る |
キタテハ秋型:翅表@フジバカマ訪花吸蜜 |
キタテハ秋型:翅裏@フジバカマ訪花吸蜜 |
フジバカマ花 |
フジバカマ葉 |