2020/01/05

舗装路で産卵を試みるショウリョウバッタ♀



2019年8月下旬・午後15:30頃

河川敷の舗装路でショウリョウバッタ♀(Acrida cinerea)がじっと静止していました。
やがて警戒を解くと、手前に引き寄せていた後脚を戻しました。

ただの休息かと思いきや、腹端を路上に接地しています。
後脚も広げて6本脚でしっかり踏ん張ると、舗装されたアスファルトを腹端で掘ろうとしていました。
舗装路のすぐ横には芝生の地面が広がっているのに、なぜわざわざ硬いアスファルトで産卵を試みるのでしょう?
砂利道だと誤認しているのかもしれません。
路上を徘徊していた微小なアリ(種名不詳)が足先や産卵管に触れると、ショウリョウバッタ♀は慌てて体の向きを変えました。

▼関連記事(8年前の撮影)
舗装路で産卵を試みるヒガシキリギリス♀

つづく→跳んで羽ばたくショウリョウバッタ♀【ハイスピード動画】


ショウリョウバッタ♀@舗装路+産卵前試掘

境界標に座りクズの蔓を食すニホンザル



2019年7月下旬・午前7:45

朝の山麓でニホンザルMacaca fuscata fuscata)が腰掛けていたのは、キノコ(サルノコシカケ)ではなく、林縁に打ち込まれたコンクリートの古い境界標でした。
おもむろにクズの蔓の先端を口で噛み切り、食べ始めました。
途中でこちらを振り返ってくれたおかげで、採食メニューが判明しました。

奥の茂みでは白猿らしき個体が背の高いヨモギ?を採食中です。

食べ終わると境界標から林道へ出てきて、別個体と追いかけっこが始まりました。

クズの蔓はニホンザルが夏の山林でよく食べるメニューのようです。


▼関連記事
クズの蔓を食べる野生ニホンザルの群れ (2016年6月)
クズの蔓を採食するニホンザルの群れ (2012年6月)


ニホンザル@境界標+クズ蔓採食

ミゾソバの花蜜を吸うヤマトフタスジスズバチ



2019年8月下旬・午前11:05頃

平地の道端に咲いたミゾソバの群落でヤマトフタスジスズバチDiscoelius japonicus)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
性別の見分け方は知りません。
忙しなく飛び回り吸蜜しています。
顔が白い花粉で少し汚れていますから、ミゾソバの送粉者としての役割も果たしているようです。


ヤマトフタスジスズバチ@ミゾソバ訪花吸蜜
ヤマトフタスジスズバチ@ミゾソバ訪花吸蜜
ヤマトフタスジスズバチ@ミゾソバ訪花吸蜜

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